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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

オルフィスム

Orphism

円や色面を重ね、鮮やかな色の対比でリズムや動きを感じさせる抽象表現。

オルフィスムのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

オルフィスムの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F1E5CA)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#25394A文字・線9.53:1本文の文字にも使える
#D94532主色3.46:1大きな文字や図形なら使える
#E8B52D補助色1.51:1文字には向かない
#3676B9強調色3.77:1大きな文字や図形なら使える
#519071補助色3.01:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

オルフィスムのプロンプト例

オルフィスム風に、円や円弧が重なり合う構成、鮮やかな色面どうしの対比、万華鏡のように連なる形と色を取り入れてください。

オルフィスムの主な視覚的特徴

  1. 円や円弧が重なり合う構成

    円や同心円の帯を重ね、画面に回るようなリズムをつくります。ロベール・ドローネーは、円形の抽象的な構成で、律動や動き、奥行きを生み出そうとしました。

  2. 鮮やかな色面どうしの対比

    補色など対比の強い色の面を隣り合わせて塗ります。対比する色を並べると互いを引き立て合い、色がより強く鮮やかに見えるという考えに基づく方法です。

  3. 万華鏡のように連なる形と色

    色と形が切れ目なく連なり、万華鏡をのぞいたような画面になります。画家たちは、こうした構成で近代の生活の同時性をとらえようとしました。

オルフィスムが向いている成果物

オルフィスムとは

オルフィスムは、1910年代初めのパリで、さまざまな国から集まった芸術家たちのあいだに生まれた抽象絵画の潮流です。オルフィック・キュビスムとも呼ばれます。名前は、詩人で批評家のギヨーム・アポリネールが1912年ごろに作ったもので、キュビスムから離れ、抽象的で多感覚的な表現へ向かう画家たちの作品を、キュビスム一般と区別するために使いました。

名前の由来は、竪琴を弾き、歌で自然を動かしたというギリシア神話の詩人オルフェウスです。そこには、絵画は音楽のようであるべきだという考えが込められており、これは抽象美術の発展において重要な考えでした。

中心となったのは、ロベール・ドローネーとソニア・ドローネー夫妻、フランティシェク・クプカ、フランシス・ピカビアらです。ドローネー夫妻の絵は、対比の強い色の面を組み合わせたり重ねたりして作られました。対比する色を並べると互いを引き立て合うというシュヴルールの色彩理論に基づき、色の強さと鮮やかさを高めたのです。ロベール・ドローネーは自分の絵を「シミュルタニスム(同時主義)」と呼び、1912年までに、完全に抽象的な円形の構成を描き始めました。クプカも1912年に、重なり合う色の円盤を描いた《ニュートンの円盤》を制作しています。

画家たちは、新印象派の色彩理論や青騎士の考えに学び、なかには流行の音楽や踊りのリズムを取り入れた画家もいました。ソニア・ドローネーは、色とりどりの布切れでできた「シミュルタネ・ドレス」を身に着け、色の形を絵画から生活へ広げました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 円や円弧が重なり合っている
  • 対比の強い鮮やかな色面が隣り合っている
  • 形と色が万華鏡のように連なっている

これらが揃っていると、オルフィスムの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「オルフィスム」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「オルフィスムとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)