STYLE PROFILE
現代グラフィックのアンチデザイン
Contemporary Anti-design Graphics
整然としたレイアウトや統一された書体から意図的に外れ、違和感を表現に使うデザイン。ここでは現在のWebやグラフィックの用法を扱います。

現代グラフィックのアンチデザインの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#24212B | 文字と構造 | 13.77:1 | 本文の文字にも使える |
#9A5AF1 | 主色 | 3.58:1 | 大きな文字や図形なら使える |
#DCE94E | 強調色 | 1.15:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
現代グラフィックのアンチデザインのプロンプト例
現代グラフィックのアンチデザインでデザインしてください。グリッドを崩した不揃いな配置、性格の異なる書体や画像の組み合わせ、調和を崩す強い色の取り合わせを取り入れてください。
現代グラフィックのアンチデザインの主な視覚的特徴
- グリッドを崩した不揃いな配置
見えない格子をあえて崩し、要素を不揃いに置いたり重ねたりします。視覚的な階層をなくし、見る人に違和感を与えるための配置です。
- 性格の異なる書体や画像の組み合わせ
性格の異なる書体や画像を一つの画面に混ぜ、統一感をわざと崩します。初期のインターネットの雑然とした画面を思わせる組み合わせも見られます。
- 調和を崩す強い色の取り合わせ
ぶつかり合う強い色を取り合わせ、調和を崩します。読み込みに失敗したかのように、色が衝突したり抜け落ちたりして見える画面もあります。
現代グラフィックのアンチデザインが向いている成果物
不揃いな配置と異質な書体を意図的に組み、実験的な活動や催しの姿勢を画面全体から示せる。
現代グラフィックのアンチデザインとは
現代のアンチデザインは、整った配置や統一した書体といった定番の作法を、意図的に崩すウェブやグラフィックの表現です。ニールセン・ノーマン・グループのケイト・モランは2017年の記事で、単純化されすぎたデザインに反発して、わざと醜く、方向感覚を失わせ、複雑な画面を作る動きを「アンチデザイン」と呼び、ウェブのブルータリズムと区別しました。
モランによると、これらの傾向は、ウェブデザインの画一性への反発です。ブルータリズムが飾りのない素朴な見た目を意図するのに対し、アンチデザインのサイトには視覚的な階層がまったくないことが多く、きつい色、方向感覚を乱す模様、奇妙なカーソル、余計な動きを使うものもあります。例として挙げられたのが、ブルームバーグ・ビジネスウィークの2016年のデザイン会議のサイトです。
2021年に『クリエイティブ・レビュー』誌は、初期のインターネットを思わせる風変わりな視覚言語で最小限主義に対抗するデザイナーとして、リフケ・サドラーやデザインデュオのTeYoshを紹介しました。サドラーは、「悪い」デザインの多くは、指針にただ従うことへの反動だと語っています。
モランは、こうした表現が印刷物や大衆文化にも広がりつつあると指摘しつつ、多くの製品ではアンチデザインを避けるべきだと述べています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- グリッドが崩され、要素が不揃いに配置されている
- 性格の異なる書体や画像が組み合わされている
- 調和を崩す強い色が取り合わされている
これらのいくつかが揃っていると、現代グラフィックのアンチデザインの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「現代グラフィックのアンチデザイン」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- After Corporate Memphis: What comes next and how to stay ahead of the trends(新しいタブで開きます)Webflow
- Brutalism and Antidesign(新しいタブで開きます)Nielsen Norman Group / Kate Moran
- The rise of anti design(新しいタブで開きます)Creative Review / Megan Williams
名称・説明・主な視覚的特徴と「現代グラフィックのアンチデザインとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



