本文へ移動
DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

権現造

Gongen-zukuri

本殿と拝殿を中間の空間で結び、複雑に屋根を重ねる神社建築の様式。

権現造のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

権現造の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F1F0EB)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#191B1A文字、柱や壁の黒漆15.17:1本文の文字にも使える
#B83E32軒下装飾の朱赤4.87:1本文の文字にも使える
#387665軒下装飾の緑4.66:1本文の文字にも使える
#625A50柿葺の屋根5.94:1本文の文字にも使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

権現造のプロンプト例

権現造の雰囲気にしてください。本殿と拝殿をつなぐ中間の建物、向きの異なる屋根の棟が交わる構成、三角形の破風と波打つ唐破風の組み合わせを取り入れてください。

権現造の主な視覚的特徴

  1. 本殿と拝殿をつなぐ中間の建物

    拝殿と本殿の間に相の間(石の間)を置き、一つの屋根の下にまとめます。相の間は本殿と同じ幅のことが多く、拝殿は1〜3間広くつくられます。

  2. 向きの異なる屋根の棟が交わる構成

    本殿と拝殿の棟は平行に並び、ほかの棟はすべてそれと直角に交わります。八棟造とも呼ばれますが、棟は実際には七つです。

  3. 三角形の破風と波打つ唐破風の組み合わせ

    拝殿の屋根に千鳥破風を加え、正面の向拝の軒には波打つ軒唐破風を付けます。大崎八幡宮の拝殿正面にも、この組み合わせが見られます。

権現造が向いている成果物

  • 本殿と拝殿をつなぐ構成と重なる屋根を描き、神社建築のつながりや外観を説明する主題画像にできる。

権現造とは

権現造は、拝殿と本殿を相の間(石の間)と呼ぶ中間の建物でつなぎ、一つの複雑な屋根の下にまとめる神社・霊廟の建築形式です。石の間造、八棟造、宮寺造とも呼ばれます。名は、江戸幕府の初代将軍徳川家康の称号「東照大権現」に由来し、家康の霊廟である日光東照宮の様式がこの名で知られるようになりました。

拝殿と本殿の屋根は入母屋造で、相の間には両者の棟に直角に交わる棟を架けます。拝殿の屋根には千鳥破風を加え、向拝の軒には波打つ軒唐破風を付けます。八棟造と呼ばれても棟は実際には七つで、「八」は「多い」の意味と伝えられます。

例として、1607年の京都の北野天満宮と宮城県の大崎八幡宮があります。大崎八幡宮は伊達政宗の命で造営され、長押の上に胡粉と極彩色の組物や彫刻を施し、下を総黒漆塗りとしています。1617年に建てられた久能山東照宮の社殿は、中井大和守正清が造営したもので、権現造の社殿が全国に広まるきっかけとなった東照宮建築のうち、最初の社殿です。徳川家光が全面的につくりかえた日光東照宮では、彫刻や漆塗り、彩色、飾金具の装飾が建築と一体になっています。ユネスコは、権現造が日光で表現の頂点に達し、のちに決定的な影響を与えたとしています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 本殿と拝殿が、中間の建物でつながっている
  • 向きの異なる屋根の棟が、直角に交わっている
  • 千鳥破風と、波打つ軒唐破風が組み合わされている

これらが揃っていると、権現造の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「権現造」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「権現造とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)