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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

表現主義

Expressionism

形をゆがめ、実物とは異なる強い色で感情を前面に出す絵画表現。

表現主義のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

表現主義の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#EDD6BD)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#282C35文字・線9.95:1本文の文字にも使える
#D54850主色3.06:1大きな文字や図形なら使える
#366C72補助色4.21:1大きな文字や図形なら使える
#D7AA36強調色1.54:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

表現主義のプロンプト例

表現主義風に、大胆に単純化または変形した形、ぶつかり合うような強い色、感情を強調する人物や空間のゆがみを取り入れてください。

表現主義の主な視覚的特徴

  1. 大胆に単純化または変形した形

    人物や風景の形を大きく省いたり、ゆがめたりして描きます。ブリュッケの画家たちは、こうした形で見る人を揺さぶり、感情を呼び起こそうとしました。

  2. ぶつかり合うような強い色

    自然の見た目とは異なる、強く誇張された色を隣り合わせます。キルヒナーの《ドレスデンの街路》では、甲高くぶつかり合う色が都市の緊張を強めています。

  3. 感情を強調する人物や空間のゆがみ

    人物や空間をゆがめ、感情を強調します。キルヒナーの《ドレスデンの街路》では、仮面のような顔の人物で孤独や不安を表し、ピンクの歩道を急な上り坂のように描いています。

表現主義が向いている成果物

表現主義とは

表現主義は、人や自然を写実的に描くのではなく、主観的な感情や内面の経験、精神的な主題を表そうとする美術です。「表現主義的」という言葉はどの時代の作品にも使われますが、名前は20世紀初めのドイツで活動した近代の芸術家たちに由来します。

表現主義の絵画では、色が強く自然の見た目とは異なって見えることがあり、形はゆがめられ、筆づかいは多くの場合自由で、絵具は厚く盛られる傾向があります。画家たちは、当時の堅苦しい市民社会の価値観や、国が支える美術アカデミーの伝統を退け、大胆に単純化またはゆがめた形と、誇張され、ときにぶつかり合う色に向かいました。ゴッホやムンクの劇的な絵画も手がかりにしました。

1905年に結成された芸術家グループ「ブリュッケ(橋)」は、表現主義の誕生とされます。中心はキルヒナー、ヘッケル、ペヒシュタイン、シュミット=ロットルフらで、見る人を揺さぶるために、単純化した形と不自然なほど強い色を使いました。キルヒナーの《ドレスデンの街路》(1908年)は、仮面のような顔の人々と甲高くぶつかり合う色で、近代化がもたらした心の疎外を描いています。20世紀初めのドイツでは、「青騎士」というグループも活動しました。

表現主義はヨーロッパ各地に広がり、オーストリアのココシュカやシーレらも取り入れました。しかし1933年にナチ党が政権を握ると、近代の芸術家は「退廃」と呼ばれて迫害され、1937年には「退廃芸術」展が開かれました。戦後のアメリカでは、より抽象的な抽象表現主義が生まれました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 形が大胆に単純化されたり、ゆがめられたりしている
  • 実物とは異なる強い色がぶつかり合っている
  • 人物や空間のゆがみが感情を強めている

これらが揃っていると、表現主義の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「表現主義」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「表現主義とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)