本文へ移動
DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

フォーヴィスム

Fauvism

別名:野獣派

実物の色に縛られず、強い色と大胆な筆触で形を描く絵画表現。

フォーヴィスムのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

フォーヴィスムの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F6E6BC)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#293D50文字・線9.03:1本文の文字にも使える
#D74536主色3.53:1大きな文字や図形なら使える
#2C8F96補助色3.09:1大きな文字や図形なら使える
#E7B534強調色1.53:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

フォーヴィスムのプロンプト例

フォーヴィスム風に、自然の色から離れた鮮やかな色の組み合わせ、勢いのある筆触、単純化した形を色で組み立てる構成を取り入れてください。

フォーヴィスムの主な視覚的特徴

  1. 自然の色から離れた鮮やかな色の組み合わせ

    実物の色にとらわれず、チューブから直接出したような鮮やかな色を組み合わせます。補色を隣に並べると互いが明るく見えるという色彩論にも、関心を寄せていました。

  2. 勢いのある筆触

    粗く置いた筆の跡を、隠さずに残します。自然に対する自発的で、しばしば主観的な反応を、大胆な筆触でそのまま表したためです。

  3. 単純化した形を色で組み立てる構成

    対象の形を単純化し、平らな色面を組み合わせて画面をつくります。伝統的な奥行きの表現を退け、色面によって新しい画面の空間を生み出そうとしました。

フォーヴィスムが向いている成果物

フォーヴィスムとは

フォーヴィスムは、20世紀初めのフランスで栄えた前衛美術の運動のうち、最初のものです。1905年の夏、マティスとドランは地中海岸の漁港コリウールで共に制作し、自然らしくない色と鮮やかな筆触を絵に取り入れました。同じ年にパリのサロン・ドートンヌで作品を見た批評家ルイ・ヴォークセルが、雑誌の評で彼らを「フォーヴ(野獣)」と呼び、この言葉が画家たちの呼び名になりました。

画家たちは、自然に対する自発的で、しばしば主観的な反応を、隠さない大胆な筆触と、チューブから直接出した鮮やかな色で表し、対象の形も単純化しました。指導者のマティスは、伝統的な三次元の空間を退け、色面の動きによる新しい画面の空間を求めました。19世紀の科学的な色彩論、特に補色への関心もありました。

主な画家には、ほかにモーリス・ド・ヴラマンクがいます。ヴラマンクとドランはパリ近郊のシャトゥで共に制作し、明るい色と大胆な筆触による二人の絵は、フォーヴィスムの先触れとなりました。1906年にはブラックとデュフィも加わりました。

多くの画家にとって、フォーヴィスムは移行期の学びの段階でした。1908年までに、セザンヌが見た自然の秩序と構造への関心が高まり、多くの画家がキュビスムの論理へ移りました。ブラックはピカソとともにキュビスムを創始し、マティスだけが自ら切り開いた道を歩み続けました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 実物の色とは違う、鮮やかな色が組み合わされている
  • 勢いのある大胆な筆の跡が、隠されずに残っている
  • 形が単純化され、色の面で画面が組み立てられている

これらが揃っていると、フォーヴィスムの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「フォーヴィスム」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「フォーヴィスムとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)