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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ブーム・スタイル

Boom Style

メルボルンの装飾的なテラスハウスを代表例とする建築表現。塗り壁の正面に大きな頂部装飾を載せ、鋳鉄の透かし模様を使ったベランダを重ねます。

ブーム・スタイルのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ブーム・スタイルの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#EADFCC)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#403B35文字・構造8.40:1本文の文字にも使える
#B29A7A主色2.04:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ブーム・スタイルのプロンプト例

ブーム・スタイルの雰囲気にしてください。正面上端の高いパラペットと装飾帯、レース状の鋳鉄飾りが付いたベランダ、柱や手すりを並べた上階のバルコニーを取り入れてください。

ブーム・スタイルの主な視覚的特徴

  1. 正面上端の高いパラペットと装飾帯

    屋根を隠す高いパラペットを、セメント塗りの装飾で大胆に造形します。その下の軒蛇腹や装飾帯に、繰り返しの模様や花綱を巡らせた例もあります。

  2. レース状の鋳鉄飾りが付いたベランダ

    ベランダの軒先に、レース状の鋳鉄の垂れ飾りや持ち送りを付けます。コンポジット式の柱と組み合わせた例もあり、塗り壁の正面を華やかに見せます。

  3. 柱や手すりを並べた上階のバルコニー

    2階建ての例には、上階のバルコニーにも鋳鉄の柱と手すりを並べたものがあります。鋳鉄のパネルと柱を交互に並べた手すりなど、意匠にも工夫が見られます。

ブーム・スタイルが向いている成果物

  • 大きな頂部装飾と鋳鉄のレース状ベランダを描き、メルボルンの歴史的住宅を扱う記事の主題を示せる。

ブーム・スタイルとは

ブーム・スタイルは、1880年代のメルボルンで、土地ブームの時期に建てられた装飾の豊かな建築を指す呼び名です。土地ブームの時期に投機的な建築業者が建てた住宅にも、この様式の例があります。長く続いた土地ブームは、1890〜93年の銀行と金融の破綻で突然終わりました。

住宅では、イタリア風(イタリアネート)様式の一種として、屋根を隠す高いパラペットを大胆に造形し、豊かに飾ります。漆喰(スタッコ)の装飾をふんだんに使うことが、この様式の典型とされます。郊外の質素な例は、ベランダより下は以前のテラスハウスに似て、2色のれんがの壁と鋳鉄のベランダ飾りを持ちますが、大きすぎるほど細かく飾ったセメント塗りのパラペットで見分けられます。

ウィリアム・ピット(1855〜1918年)は、1880年代のメルボルンでこの様式を代表する建築家の一人でした。『オーストラリア人名辞典』は、ピットの作品が誰よりもブーム・スタイル建築の自信に満ちた華やかさを表したとしています。メルボルン中心部のコリンズ通りには、ロイド・テイラーの設計で1884年に建てられたテラスハウスが残ります。ナショナル・トラストは、これをメルボルンの優れたブーム・スタイルのテラスハウスの一つとしています。各階にアーケードがあり、特に高く飾られたパラペットを載せています。

かつてこの時代の建築は悪趣味の頂点のように描かれてきましたが、のちの歴史家は、複雑な建築の動きや新しい技術を映したものとして捉え直しています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 正面の上端に、高く飾られたパラペットがある
  • ベランダに、レース状の鋳鉄飾りが付いている
  • 上階のバルコニーに、柱や手すりが並んでいる

これらが揃っていると、ブーム・スタイルの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ブーム・スタイル」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ブーム・スタイルとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)