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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ガージャール建築

Qajar Architecture

ゴレスターン宮殿を代表例とするガージャール期の建築表現。ペルシアの宮殿構成にヨーロッパ由来の意匠を取り入れ、鏡やタイルで室内を細かく飾ります。

ガージャール建築のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ガージャール建築の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F0EDE5)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#3C3C3B文字・構造9.43:1本文の文字にも使える
#BCC8C7主色1.46:1文字には向かない
#9C8054補助色3.18:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ガージャール建築のプロンプト例

ガージャール建築の雰囲気にしてください。小さな鏡を組み合わせた反射する天井、絵画的な壁面装飾とモザイクタイル、細かく組んだオルシ窓の枠を取り入れてください。

ガージャール建築の主な視覚的特徴

  1. 小さな鏡を組み合わせた反射する天井

    天井を鏡で覆い、広間に光を映し返します。ゴレスターン宮殿のブレリアン館では、四角い鏡で覆った天井が、広間に鮮やかな反射を生んでいます。

  2. 絵画的な壁面装飾とモザイクタイル

    壁面を絵画的な壁画やモザイクタイルで飾ります。ガージャール朝のファトフ・アリー・シャーは、等身大の肖像画を宮殿の室内に置き、絵画は宮殿建築の一部となりました。

  3. 細かく組んだオルシ窓の枠

    細かく組んだ枠を持つ上げ下げ窓(サッシ窓)です。ゴレスターン宮殿の修復では、この入り組んだオルシ窓と鏡細工のために、専用の保存方法が考えられました。

ガージャール建築が向いている成果物

  • 鏡の天井、絵画的なタイル、細かな窓枠を見せ、ガージャール期の宮殿装飾の重なりを紹介できる。

ガージャール建築とは

ガージャール建築は、1779年に権力を握り、テヘランを都としたイランのガージャール朝(1779〜1924年)のもとで生まれた建築です。代表例のゴレスターン宮殿は、サファヴィー朝の時代に城壁に囲まれたテヘランの旧市街に建てられ、増築を重ねて、19世紀にガージャール家の王宮と権力の座に選ばれたときに、最も特徴的な姿になりました。

それまでのペルシアの工芸と建築に、西洋の影響を組み合わせたのがこの建築の特徴です。ヨーロッパの意匠や様式を取り入れ、鋳鉄で荷重を支えるなど、ヨーロッパの建築技術も用いました。宮殿は池と植え込みのある庭を囲んで建ち、大理石の玉座のテラスは絵画的な壁画とモザイクタイルで飾られています。

今に残る宮殿の多くは、自らも優れた画家であったナーセロッディーン・シャー(在位1848〜96年)がつくりました。中央ヨーロッパへの旅から着想を得たシャムス・オル・エマーレは、外に向かって開くヨーロッパ建築の比率や意匠を、ペルシアの建築言語と組み合わせています。宮殿は、ヨーロッパとペルシアを融合した様式の最初期の表現であり、ガージャール朝の美術と建築の中心となりました。ユネスコは、その後もイランの芸術家や建築家の着想の源であり続けてきたとしています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 小さな鏡を組み合わせた天井が光を反射している
  • 壁面が絵画的な装飾やモザイクタイルで彩られている
  • 細かく組んだ枠のオルシ窓がある

これらのいくつかが揃っていると、ガージャール建築の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ガージャール建築」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ガージャール建築とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)