STYLE PROFILE
インフレータブル
Inflatable Design
空気で膨らませた家具や物体の形を取り入れる表現です。ここでは透明なPVC製家具を代表に、空気を含んだ軽さとふくらみを見せます。

インフレータブルの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#283841 | 文字と構造 | 10.67:1 | 本文の文字にも使える |
#9BB8C4 | 主色 | 1.84:1 | 文字には向かない |
#D0DDE2 | 強調色 | 1.22:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
インフレータブルのプロンプト例
インフレータブルでデザインしてください。空気を含んだ丸いふくらみ、薄い膜で包まれた形、内部が透ける透明な素材を取り入れてください。
インフレータブルの主な視覚的特徴
- 空気を含んだ丸いふくらみ
背や肘掛けなどの部分が空気で膨らみ、丸い膨らみで形をつくります。ブロウは空気を抜くと柔らかく、十分に膨らませると固くなって体重を支えます。
- 薄い膜で包まれた形
薄いPVCのシートを決まった形に裁断し、継ぎ目を溶着して一つの膜にします。V&Aによれば、ブロウの構造と透明さは、新しい高周波溶着の技術によって可能になりました。
- 内部が透ける透明な素材
透明なPVCを使い、膨らんだ内側まで見通せるようにします。透明な素材はこの椅子の表現にとって重要なもので、当初は透明のほかに黄・青・赤の版も作られました。
インフレータブルが向いている成果物
透明な薄膜の丸いふくらみを主題画像に使い、空気を含んだ軽さや遊びのある物体を印象づけられる。
インフレータブルとは
インフレータブル家具の代表例が、1967年にジョナタン・デ・パス、ドナート・ドゥルビーノ、パオロ・ロマッツィ、カルラ・スコラーリが設計した椅子「ブロウ」です。4人はミラノ生まれで、建築家としての教育を受けていました。1968年にイタリアのザノッタ社が製造を始め、初めて量産された空気で膨らませる椅子となりました。
形は、PVC(ポリ塩化ビニル)の膜に送り込んだ空気がつくります。空気を抜くと柔らかくしなやかですが、十分に膨らませると固くなり、体重を支えられます。PVCはゴムボートのネオプレンと違って接着できないため、熱で溶着する方法が見つかってから生産が始まりました。
設計者たちは、1958年のロッテルダムの園芸博覧会でフライ・オットーが手がけた空気膜の展示館のような建築や、ゴムボートから着想を得ました。椅子は1968年のミラノ家具見本市で発表され、空気入れと修理用具を添えて畳んだ状態で売られ、数万脚が売れました。
ブロウは、屋内でも屋外でも使える、動かしやすく、短い寿命を前提とした家具として考えられました。1960年代後半には使い捨てや空気で膨らませる家具がまとまって作られ、同じころ建築家たちは空気で膨らませる構造物や都市を構想していました。ヴィトラ・デザイン・ミュージアムは、ブロウがその時代の精神を体現し、1960年代の象徴になったと述べています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 空気で丸く膨らんだ部分でできている
- 薄い膜が全体を包んでいる
- 透明な素材で内側まで透けて見える
これらが揃っていると、インフレータブルの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「インフレータブル」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Design icon: Blow(新しいタブで開きます)Zanotta
- Blow Inflatable Armchair(新しいタブで開きます)The Museum of Modern Art
- Blow (armchair)(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- No. 270 / Blow(新しいタブで開きます)Vitra Design Museum
名称・説明・主な視覚的特徴と「インフレータブルとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



