STYLE PROFILE
構成主義建築
Constructivist Architecture
交差する幾何学形や張り出した量塊で、動きのある組み立てを見せる建築表現。

構成主義建築の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#343B40 | 文字・線 | 8.65:1 | 本文の文字にも使える |
#AAB2B0 | 主色 | 1.64:1 | 文字には向かない |
#A95842 | 補助色 | 3.83:1 | 大きな文字や図形なら使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
構成主義建築のプロンプト例
構成主義建築風に、複数の幾何学形を組み合わせる構成、外へ張り出す量塊、軸や方向を競合させる動的な配置を取り入れてください。
構成主義建築の主な視覚的特徴
- 複数の幾何学形を組み合わせる構成
ルサコフ労働者クラブでは、扇形の平面の上に、それぞれ別の講堂としても使える3つの客席の量塊を組み合わせています。合わせると1,000人以上を収める大きさになります。
- 外へ張り出す量塊
ルサコフ労働者クラブの3つの客席は、中央の舞台から斜めに持ち上がり、半円形の正面より大きく外へ張り出します。建物にはコンクリートと煉瓦、ガラスが使われています。
- 軸や方向を競合させる動的な配置
ルサコフ労働者クラブでは、扇形に開く客席の量塊が、中央の舞台からそれぞれ違う向きへ伸びます。座席と舞台の配置を変えられる室内の融通性も、この建物の特徴とされます。
構成主義建築が向いている成果物
交差する幾何学形と張り出す量塊を主題にして、建築の動的な組み立てを伝えられる。
構成主義建築とは
構成主義は、1915年ごろロシアでウラジーミル・タトリンとアレクサンドル・ロトチェンコが始めた抽象芸術の一派です。構成主義者は、芸術は近代の工業の世界を直接映すべきだと考え、1921年までには、タトリンの考えに従う芸術家たちが構成主義者を名乗っていました。
革命の後、ロシアでは前衛の探求が進み、建築家たちは新しい政治の価値観にふさわしい新しい建築の言葉を求めました。1925年には構成主義の建築家の団体、現代建築家協会(OSA)が結成され、モイセイ・ギンズブルグが機関誌『現代建築(SA)』を編集しました。協会は住宅について幅広い研究を行いました。
ギンズブルグとイグナティ・ミリニスが設計したモスクワのナルコムフィン集合住宅(1928〜30年)は、住戸を断面で工夫して組み合わせています。コンスタンチン・メーリニコフが印刷工場の労働者の劇場として設計したルサコフ労働者クラブは、扇形の平面を持ち、3つの大きな客席が半円形の正面より大きく外へ張り出します。
ソ連の建築はヨーロッパの建築雑誌で知られ、ル・コルビュジエもギンズブルグから影響を受けたと考えられています。1920年代の終わりには、国家の干渉によってOSAの探求は止められはじめ、別の建築の言葉が採られました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 複数の幾何学形が組み合わされている
- 量塊が外へ大きく張り出している
- 向きの違う部分が、せめぎ合うように配置されている
これらのいくつかが揃っていると、構成主義建築の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「構成主義建築」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Rusakov Worker's Club: Exterior detail(新しいタブで開きます)Penn State University Libraries
- AD Classics: Rusakov Workers' Club / Konstantin Melnikov(新しいタブで開きます)ArchDaily
- Constructivism (Art Term)(新しいタブで開きます)Tate
- Project model for a communal housing unit (reconstruction 1970)(新しいタブで開きます)Sainsbury Centre, University of East Anglia
- Rusakov Club, archived 18 January 2011(新しいタブで開きます)World Monuments Fund, via Internet Archive
名称・説明・主な視覚的特徴と「構成主義建築とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



