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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

構成主義プロダクト

Constructivist Product Design

ロシア構成主義の家具や道具に見られる、簡潔な幾何学と機能的な構造を取り入れる表現です。代表例の労働者クラブでは、可動部によって複数の使い方を実現しています。

構成主義プロダクトのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

構成主義プロダクトの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#E8E2D6)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#282B2B文字と構造11.07:1本文の文字にも使える
#B44537主色4.23:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

構成主義プロダクトのプロンプト例

構成主義プロダクトでデザインしてください。装飾を抑えた幾何学的な部材、回転や折り畳みの仕組みが分かる形、複数用途を支える簡潔な構造を取り入れてください。

構成主義プロダクトの主な視覚的特徴

  1. 装飾を抑えた幾何学的な部材

    飾りを加えず、簡潔な幾何学形の部材で家具を組み立てます。労働者クラブの簡潔で幾何学的な家具は、衛生・合理性・経済性を感じさせるものでした。

  2. 回転や折り畳みの仕組みが分かる形

    蝶番や回る盤面など、動く仕組みを隠さずに形に見せます。労働者クラブでは、テーブルの天板を傾けたり、チェス台の盤面を回したりできました。

  3. 複数用途を支える簡潔な構造

    少ない部材で、一つの家具に複数の役目を持たせます。労働者クラブでは、折り畳める構造が演台と、標語を映すスクリーン、図版を見せる広げられるスクリーンを兼ねていました。

構成主義プロダクトが向いている成果物

  • 回転や折り畳みが分かる幾何学的な家具を主題にして、構成主義の機能的な道具を紹介できる。

構成主義プロダクトとは

構成主義は、20世紀の初めにロシアで生まれた、幾何学的で抽象的な様式です。新しい技術と素材によって機械の時代を映し、その理論を美術だけでなく建築やデザインにも当てはめました。構成主義プロダクトは、この考えを家具や道具に表したものです。

1923年に雑誌『レフ』に載った宣言は、物を全体としてとらえ、特定の「様式」を持たない、自動車や飛行機のような工業の産物として扱うよう求めました。1920年代には、この「生産芸術」の考えに沿って、家具や陶磁器などの実用品に抽象的・幾何学的な表現が取り入れられました。

中心人物の一人アレクサンドル・ロトチェンコは、絵画を捨てて実用の芸術に取り組みました。1922〜1924年には、デザイン教育を行ったヴフテマスで金属加工学部の課程を作り、技術的な形の比例や組み合わせなどを学ぶ内容を盛り込みました。

代表例は、1925年のパリ現代装飾美術・産業美術国際博覧会に、ソビエトの展示の一つとして出された労働者クラブです。簡潔で幾何学的な家具は衛生・合理性・経済性を感じさせ、部品は複数の役目を持ちました。共同のテーブルは天板を傾けて読書に使え、チェス台は盤面が回りました。ヴフテマスの金属加工学部と木工学部の学生作品も、この博覧会で高く評価されました。

クラブは1998年のニューヨーク近代美術館のロトチェンコ展でおおよそ再現され、プーシキン美術館にも1991年に再現されたチェス台があります。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 装飾のない幾何学的な部材で組まれている
  • 回転や折り畳みの仕組みが形に表れている
  • 一つの家具が複数の使い方を持っている

これらが揃っていると、構成主義プロダクトの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「構成主義プロダクト」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「構成主義プロダクトとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)