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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

構成主義グラフィック

Constructivist Graphic Design

写真の切り抜きと幾何学形を非対称に組み、視線を強く導くグラフィック表現。

構成主義グラフィックのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

構成主義グラフィックの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#EEE8D9)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#191919文字と構造14.38:1本文の文字にも使える
#C4312C主色4.49:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

構成主義グラフィックのプロンプト例

構成主義グラフィックでデザインしてください。写真を切り合わせたフォトモンタージュ、大胆な幾何学形による構成、文字と画像を非対称に組み合わせた配置を取り入れてください。

構成主義グラフィックの主な視覚的特徴

  1. 写真を切り合わせたフォトモンタージュ

    写真を切り抜き、別の写真や文字と貼り合わせて一つの画面にします。写真の断片を組み合わせて並べるフォトモンタージュは、ロトチェンコが力を注いだ手法です。

  2. 大胆な幾何学形による構成

    単純な幾何学形を大きく配置し、画面の骨組みにします。1920年代、ロシアの構成主義者たちは、この大胆な幾何学形とフォトモンタージュでポスターを一新しました。

  3. 文字と画像を非対称に組み合わせた配置

    文字と写真を左右対称に並べず、片寄った位置に置いて視線を動かします。同じころの「ニュー・タイポグラフィ」も、文字と図版(多くはフォトモンタージュ)をはっきり非対称に組む構成をとりました。

構成主義グラフィックが向いている成果物

  • 切り抜いた写真と幾何学形を非対称に組み、告知の見出しへ視線を強く導ける。

  • 写真、文字、幾何学形の配置規則をスライド全体に展開し、主張や変化の方向を強く示せる。

構成主義グラフィックとは

構成主義は、1917年の十月革命のころにロシアの前衛芸術家たちが生み出した、革命後の芸術の様式です。構成主義のグラフィックは、この運動のポスターや本、雑誌の表現を指します。

革命後の社会には根本から新しい芸術の言葉が必要だと考え、作品から主観的な感情を取り除こうとしました。芸術家は新しい社会の技術者と位置づけられ、その仕事は社会の役に立つ目的のためのものとされました。

構成主義の芸術家たちを率いたのは、アレクサンドル・ロトチェンコです。ロトチェンコは、写真の断片を組み合わせて並べるフォトモンタージュに力を注ぎ、詩人マヤコフスキーとともに政府の広告ポスターや本、雑誌を作りました。1923年の詩集『これについて』は、ロトチェンコのフォトモンタージュが初めて本のデザインに使われた例です。グスタフ・クルツィスやエル・リシツキーらも、フォトモンタージュ、文字と画像のコラージュ、赤・黒・白の配色を用いました。

1920年代、ロシアの構成主義者たちは、フォトモンタージュと大胆な幾何学形でポスターを一新しました。その作風は共産圏に広がり、1930年代の革命期スペインや、中国とキューバのグラフィックデザインにも影響を与えました。ヤン・チヒョルトは、ソビエト・ロシアとワイマールのバウハウスの動きを手がかりに、1928年の著書『ニュー・タイポグラフィ』で、ニュー・タイポグラフィの運動を分かりやすい指針にまとめました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 切り抜いた写真を組み合わせている
  • 大胆な幾何学形が画面を組み立てている
  • 文字と画像が非対称に配置されている

これらが揃っていると、構成主義グラフィックの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「構成主義グラフィック」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「構成主義グラフィックとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)