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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

トロンプ・ルイユ

Trompe-l'œil

平面に描いたものを、実物がそこにあるように見せるだまし絵です。細かな質感と影の描写で、絵と現実の境界を曖昧にします。

トロンプ・ルイユのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

トロンプ・ルイユの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#D6C8A9)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#352E26文字と構造8.08:1本文の文字にも使える
#F0E9D8主色1.36:1文字には向かない
#9A4235強調色3.96:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

トロンプ・ルイユのプロンプト例

トロンプ・ルイユでデザインしてください。実物と見間違える細密な描写、物体の厚みを感じさせる影、紙のしわや木目まで描く素材感を取り入れてください。

トロンプ・ルイユの主な視覚的特徴

  1. 実物と見間違える細密な描写

    細部まで細かく写し取ります。版画を描いた作品では、細い筆で版画の線まで写した例もあります。比較的平らで動かない物は、とくに錯覚を生みやすい題材とされます。

  2. 物体の厚みを感じさせる影

    光が生む影を細かく描き分け、紙の浮きや物の厚みを感じさせます。紙が板に落とす影の幅を変えて、表面の起伏を表した例もあります。

  3. 紙のしわや木目まで描く素材感

    紙のしわや折り目、松板の粗い木目や節、封蝋の手ざわりまで描き込んだ作品もあります。素材ごとの質感を描き分けることで、絵を本物らしく見せます。

トロンプ・ルイユが向いている成果物

トロンプ・ルイユとは

トロンプ・ルイユは、フランス語で「目をだます」を意味し、平面に描いたものを一瞬、実物と見間違えさせる絵画です。この用語は1800年にフランスで生まれましたが、触れられそうなほど本物らしい作品を作る試みは古代からありました。2002年にワシントンのナショナル・ギャラリーで開かれた展覧会では、ゼウクシスの葡萄やパラシオスの幕の逸話が、その文学的・視覚的な源として紹介されました。

とくに17世紀のオランダとフランドルの画家たちは、描いたものを現実と取り違えさせる作品を好んで描きました。1651年、セバスティアン・ストスコップフの、版画が赤い封蝋で板に留められているように見せた絵は、神聖ローマ皇帝フェルディナント3世に贈られました。画家で美術理論家のザンドラルトは、皇帝が実際に版画をはがそうとしたと後に記しています。

フランドル出身のコルネリス・ハイスブレヒツは、1668〜1672年にデンマーク王の宮廷画家を務め、状差しや戸棚、絵の裏側を描いた作品で知られます。アメリカでは、ウィリアム・マイケル・ハーネット(1848〜1892年)が代表的な画家となり、友人のジョン・F・ピートは古びた物を好んで描きました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 実物と見間違えるほど細かく描かれている
  • 物の下や周りに厚みを感じさせる影が描かれている
  • 紙のしわや木目まで質感が描き込まれている

これらが揃っていると、トロンプ・ルイユの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「トロンプ・ルイユ」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「トロンプ・ルイユとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)