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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

スーパーグラフィックス

Supergraphics

大きな文字や色帯が面の境界をまたぎ、空間全体へ広がるグラフィック表現。

スーパーグラフィックスのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

スーパーグラフィックスの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F5F2E7)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#202528文字・線13.81:1本文の文字にも使える
#DF593D主色3.32:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

スーパーグラフィックスのプロンプト例

スーパーグラフィックス風に、面を大きく占める文字や幾何学形、壁から天井へ続くような境界をまたぐ構成、太いストライプを使った方向性のある配置を取り入れてください。

スーパーグラフィックスの主な視覚的特徴

  1. 面を大きく占める文字や幾何学形

    書体の文字や記号、幾何学形の輪郭を、壁一面を占めるほど大きく描きます。部屋に対して桁外れの大きさの像を置くことが、この手法の根本の力だとされました。

  2. 壁から天井へ続くような境界をまたぐ構成

    形は1つの面に収まらず、壁から天井や床へと続きます。面の境目や部屋の角を見えにくくし、箱形の部屋の印象を崩すためです。

  3. 太いストライプを使った方向性のある配置

    太いストライプを、壁や天井をまたいで走らせます。部屋を斜めに切る線は、部屋そのものを建築の模型のように見せると説明されました。

スーパーグラフィックスが向いている成果物

  • 大きな文字と太い色帯を面の境界へ伸ばし、遠目でも伝わる告知と視線の方向を作れる。

スーパーグラフィックスとは

スーパーグラフィックスは、建物のつくりに応じて、壁や天井にまたがる大きな形を描く表現です。デザイナーのバーバラ・ストウファカー・ソロモンは、1960年代に北カリフォルニアの海辺の開発地シーランチで、この表現を手がけたことで知られます。

1967年11月の建築雑誌『プログレッシブ・アーキテクチャー』の記事「スーパーグラフィックス」は、建築の面に巨大な書体や記号、幾何学形の輪郭を描くこの手法を、装飾ではなく空間の実験だと説明しました。記事によれば、その形は1つの面に収まらず、壁から床や天井へと続くか、建物全体にわたる図形の一部分として現れます。ねらいは、建築の面を打ち消し、角をゆがめ、箱形の部屋を破る視覚効果でした。

ソロモンはスイスのバーゼルで「インターナショナル・スタイル」のグラフィックデザインを学び、1960年代にサンフランシスコで事務所を開いて、スイスの書体ヘルベチカを持ち込みました。シーランチでの代表作は運動施設ムーンレイカー・アスレチック・クラブの内部で、同誌の表紙を飾りました。建築家チャールズ・ムーアも、この表現の発展に大きく関わった人物とされます。

ソロモンはその後もこの手法を続け、サンフランシスコ近代美術館のロビーのための大規模な作品では、太いストライプと「OK」の文字を、壁と天井にまたがらせています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 文字や幾何学形が、面を大きく占めている
  • 形が壁から天井や床へと、面の境界をまたいで続いている
  • 太いストライプが、方向を感じさせるように配置されている

これらが揃っていると、スーパーグラフィックスの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「スーパーグラフィックス」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「スーパーグラフィックスとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)