STYLE PROFILE
デ・ステイル
De Stijl
水平線と垂直線、長方形、原色で画面を組み立てる幾何学的な表現。

デ・ステイルの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#171717 | 文字・線 | 15.83:1 | 本文の文字にも使える |
#CB352C | 主色 | 4.54:1 | 本文の文字にも使える |
#2655A0 | 補助色 | 6.41:1 | 本文の文字にも使える |
#E3B72A | 強調色 | 1.67:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
デ・ステイルのプロンプト例
デ・ステイル風に、水平線と垂直線を中心にした構成、長方形の色面による分割、赤と青と黄を無彩色に組み合わせる配色を取り入れてください。
デ・ステイルの主な視覚的特徴
- 水平線と垂直線を中心にした構成
水平と垂直のまっすぐな線を軸にして、画面の骨組みをつくります。モンドリアンは、新しい芸術は直線とはっきりした原色で表すべきだと書きました。
- 長方形の色面による分割
長方形の面を色で塗り分けたり、白のまま残したりして画面を分割します。リートフェルトは「赤と青の椅子」で、垂直と水平の面の関係を家具の形で確かめました。
- 赤と青と黄を無彩色に組み合わせる配色
赤・青・黄の原色に、白や黒の無彩色を合わせ、色の数をしぼります。新造形主義では、原色と無彩色だけを使うことが原則でした。
デ・ステイルが向いている成果物
水平・垂直の線と原色の長方形で面を分け、名称や短い情報の位置を明快に定められる。
直交する色面の区切りを作品一覧や見出しに使い、規則の見える構成で制作物を紹介できる。
デ・ステイルとは
デ・ステイルは、1917年に創刊されたオランダの雑誌『デ・ステイル』の名で呼ばれる、抽象芸術の芸術家たちの集まりと、その表現です。名前はオランダ語で「様式」を意味します。
自然の姿を写すことをやめ、まっすぐな線、長方形の面、原色を中心にした簡素な様式をとりました。第一次世界大戦の荒廃を受けて、芸術で目に見える調和を実現し、日々の暮らしに秩序と均衡を取り戻す手本にしようとしました。
雑誌は、抽象芸術の先駆者ピート・モンドリアンの考えを伝える場になりました。モンドリアンは自分の抽象絵画を「新造形主義」と呼び、原色と無彩色、正方形と長方形、水平・垂直の直線だけを使いました。仲間には、同じく抽象芸術の先駆者テオ・ファン・ドゥースブルフや、バルト・ファン・デル・レック、建築家のヘリット・リートフェルトとJ. J. P. アウトらがいました。モンドリアンは1923年、ファン・ドゥースブルフが作品に斜めの要素を取り入れたことを受けて、グループを離れました。
その考えは、絵画から建築やデザインへ広げられました。リートフェルトの「赤と青の椅子」は1918年に設計され、デ・ステイルと強く結びつく原色(赤・黄・青)と黒の配色は1923年ごろに加えられました。デ・ステイルは、抽象芸術と近代の建築・デザインの発展に大きな影響を与えました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 水平線と垂直線が画面の骨組みになっている
- 画面が長方形の色面で区切られている
- 赤・青・黄が、白や黒と組み合わされている
これらが揃っていると、デ・ステイルの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「デ・ステイル」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Visionary Primaries: de Stijl in MoMA’s Collection(新しいタブで開きます)The Museum of Modern Art
- Red Blue Chair(新しいタブで開きます)The Museum of Modern Art
- De Stijl(新しいタブで開きます)Tate
- Neo-plasticism(新しいタブで開きます)Tate
- de Stijl(新しいタブで開きます)The Museum of Modern Art
名称・説明・主な視覚的特徴と「デ・ステイルとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



