STYLE PROFILE
ストリームライン・モダン
Streamline Moderne
丸い角と長い水平線で、流れるような速度感を見せる様式。

ストリームライン・モダンの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#303E43 | 文字・線 | 9.12:1 | 本文の文字にも使える |
#527F87 | 主色 | 3.64:1 | 大きな文字や図形なら使える |
#B7BFC0 | 補助色 | 1.54:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
ストリームライン・モダンのプロンプト例
ストリームライン・モダン風に、なめらかに丸めた角と曲面、長く伸びる水平線、装飾を抑えた流線形の輪郭を取り入れてください。
ストリームライン・モダンの主な視覚的特徴
- なめらかに丸めた角と曲面
箱形の本体でも角を丸め、全体を柔らかな曲面でまとめます。ベル・ゲディーズは「ペイトリオット」ラジオの長方形の本体を、丸い角で和らげました。
- 長く伸びる水平線
本体を巡る帯や溝で、長い水平線を何本も走らせます。強い水平線は、速さと近代性を感じさせる流線形の視覚言語の一つです。
- 装飾を抑えた流線形の輪郭
模様を加えず、飛行機や列車を思わせる空気力学的な輪郭で形をまとめます。アール・デコの装飾をそぎ落とした点が、工業デザイナーに好まれました。
ストリームライン・モダンが向いている成果物
丸い角と長い水平線を枠や帯に展開し、移動や速度を連想させる滑らかな外観にできる。
流線形の輪郭を持つ物や建物を描き、近代の交通や製品の題材を示せる。
ストリームライン・モダンとは
ストリームライン・モダンは、1920年代のアール・デコの動きから生まれた、流線形を取り入れたデザインの様式です。客船や自動車、摩天楼など近代の事物に着想を得て、ケム・ウェーバーらのデザイナーがアメリカに広めました。
曲線的な形と長い水平線を強調するため、装飾芸術にも取り入れやすい様式でした。大恐慌が進むと、アール・デコの装飾をそぎ落とす点が工業デザイナーに好まれ、時計やラジオなどの家電の製造業者もすぐに続きました。この様式は厳しい経済状況を映すと同時に、科学の考え方から生まれた運動と速さの概念にも結びついていました。
シカゴ美術館の解説によれば、流線形の物は、形を極端に切り詰めること、途切れない線、クロムめっきの金属やステンレス鋼などの工業素材を特徴とします。デザイナーたちは、新しい飛行機や自動車、列車のなめらかで空気力学的な形をまねました。工業デザイナーたちは、鉛筆削りから台所用品まで、多くの流線形の製品をアメリカの家庭や職場に送り出しました。1933〜34年にシカゴで開かれた「進歩の一世紀国際博覧会」は、「流線形のアメリカを見よ」を標語にしました。
ノーマン・ベル・ゲディーズがデザインしたエマーソン社の「ペイトリオット」ラジオは、アメリカの流線形デザインの代表例とされます。一方で批評家からは、流線形が物の表面に当てはめられるだけの販売の道具になったという不満も出ました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 角や縁がなめらかに丸められている
- 長い水平線が繰り返し走っている
- 装飾が少なく、流れるような輪郭になっている
これらが揃っていると、ストリームライン・モダンの特徴を持っていると言えるでしょう。
アール・デコの装飾をそぎ落とした点で、豊かな模様を用いるアール・デコとは区別されます。
実例を見る
Google画像検索で「ストリームライン・モダン」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Don’t Touch That Dial(新しいタブで開きます)Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
- Moderne Mystery(新しいタブで開きます)Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
- Shaping the Modern: American Decorative Arts at the Art Institute of Chicago, 1917–65 (Museum Studies 27, no. 2)(新しいタブで開きます)Art Institute of Chicago
名称・説明・主な視覚的特徴と「ストリームライン・モダンとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



