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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

Y2K美学

Y2K Aesthetic

世紀の変わり目の未来像を、光沢、グラデーション、有機的な電子機器の形で表す視覚傾向。

Y2K美学のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

Y2K美学の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#ECEFF4)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#242833文字と構造12.77:1本文の文字にも使える
#A5ADBA主な装飾1.96:1文字には向かない
#7F9CC7補助の装飾2.43:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

Y2K美学のプロンプト例

Y2K美学でデザインしてください。銀色の光沢と滑らかなグラデーションを使い、丸く膨らんだ電子機器のような形を取り入れてください。

Y2K美学の主な視覚的特徴

  1. 銀色や光沢のある表面

    金属や鏡のように光る銀色の面で、文字や物の表面を覆います。当時の要素として、金属調、光沢、鏡面といったデジタルらしい質感が挙げられています。

  2. 滑らかなグラデーション

    色を境目なく移り変わらせ、なめらかな面をつくります。消費者美学研究所(CARI)は、この時代に思い描かれた未来の要素の1つにグラデーションを挙げています。

  3. 丸く膨らんだ電子機器のような形

    角を落とし、丸く膨らませた電子機器のような形を描きます。CARIは、グラデーションと並べて、丸く膨らんだ電子機器もこの時代の未来像の要素に挙げています。

Y2K美学が向いている成果物

Y2K美学とは

Y2K美学は、千年紀の終わりを特徴づけた視覚表現の傾向です。Y2Kは2000年(Year 2000)の略で、呼び名はコンピューターの「2000年問題」に由来します。この問題は、それまでに書かれた多くのソフトウェアが年を下2桁だけで記録していたことに原因があり、1990年代後半に大きく報道されました。

デザイン会社ザ・デジタル・フェアリーのジェーン・マクファーレンは、要素として、丸く膨らんだ書体、金属調・光沢・鏡面・立体といったデジタルらしい質感、読み込みバーや立体的なボタンを挙げています。これらは1990年代後半から2000年代初めに大流行し、技術の進歩への高揚を映していたといいます。

千年紀の変わり目に大流行した製品に、1998年にデザインされたアップルのiMac G3があります。ジョナサン・アイヴは、標準的な灰色の箱ではなく、色付きの半透明の樹脂でコンピューターを包みました。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館によれば、iMac G3は1990年代末のコンピューターの見た目を一変させ、家庭用電気製品全般の形と色に影響を与えました。

2022年のAIGAの記事は、Y2Kの美学が「完全に戻ってきた」と題し、今日の若者文化の多くが1990年代から2000年代初めへの回帰のように感じられるという声を紹介しています。一方で、ホログラムのような虹色の質感は、当時のY2Kデザインでは、記事が書かれた2022年と比べて比較的まれだったとも指摘しています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 銀色や、光沢のある表面が使われている
  • 色が滑らかなグラデーションで移り変わっている
  • 電子機器のような、丸く膨らんだ形がある

これらのいくつかが揃っていると、Y2K美学の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「Y2K美学」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「Y2K美学とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)