STYLE PROFILE
キルティング
Quilted Style
布の間に中綿を挟み、縫い目で区切って柔らかな凹凸を作る表面です。

キルティングの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#494640 | 文字と構造 | 7.79:1 | 本文の文字にも使える |
#BCAD98 | 主な装飾 | 1.81:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
キルティングのプロンプト例
キルティングでデザインしてください。中綿を含む布をステッチで区切り、区画ごとの柔らかな膨らみと浅い陰影を表現してください。
キルティングの主な視覚的特徴
- 縫い目で区切られた面
表布、詰め物、裏布の層を縫い目でつなぎ留めるため、面は縫い目の線で区切られます。縫い目は、ふつう模様や図案にもとづいて配されます。
- 区画ごとにわずかに膨らむ布
縫い目の間で詰め物が持ち上がり、区画ごとに浅いふくらみができます。全体に綿を入れると、模様全体がレリーフのように浮き出ます。
- 斜線や装飾的なステッチの反復
縫い目で矩形やダイヤ柄、曲線の模様を描くことができ、同じ線が面に繰り返されます。よく使われる縫い方の模様には、名前が付けられてきました。
キルティングが向いている成果物
縫い目で区切った柔らかな膨らみを表面に使い、布や日用品の温かい手触りを伝えられる。
キルティングとは
キルティングは、2枚の布の間に羊毛や羽毛、化繊綿などの詰め物を入れ、刺し縫いで留める技法です。防寒用の衣類や寝具に用いられます。英語のquiltは、枕やクッションを意味するラテン語culcitaと結びつき、イングランドで13世紀に初めて使われたようです。
保温と装飾を兼ね、縫い目によって幾何学模様などの図柄が立体的に浮き出ます。全体に芯を入れて縫うイングリッシュ・キルティング、図案の部分だけに芯を入れるイタリアン・キルティング、アップリケやパッチワークをした表布を使うアメリカン・キルティングなどがあります。布を縫い合わせて平らな図柄を作るパッチワークとは別の技法ですが、よく組み合わされます。
キルティングの歴史は、少なくとも中世までさかのぼります。シチリアで作られた「トリスタン・キルト」は、詰め物をしたキルティングの現存する最も早い例の一つです。中世には、鎧の下に着る詰め物入りの衣服にも使われました。イギリスでは17世紀に最も流行し、裕福な人々の絹のダブレットや半ズボンが作られました。17世紀後半から18世紀には、インドの更紗で作ったキルティングの寝具が、イギリスとオランダの市場へ盛んに輸出されました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 面が縫い目の線で区画に分けられている
- 区画ごとに布が浅くふくらんでいる
- 菱形などのステッチの模様が繰り返されている
これらが揃っていると、キルティングの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「キルティング」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Britex Glossary(新しいタブで開きます)Britex Fabrics
- An introduction to quilting and patchwork(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- Quilting and patchwork(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- キルティング(デジタル大辞泉/日本大百科全書/世界大百科事典/ブリタニカ国際大百科事典/百科事典マイペディア)(新しいタブで開きます)コトバンク(小学館・平凡社・ブリタニカ・ジャパン)
名称・説明・主な視覚的特徴と「キルティングとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



