STYLE PROFILE
大仏様
Daibutsuyō
柱へ直接差し込む大きな組物の重なりを見せる、力強い寺院建築の様式。

大仏様の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#372A20 | 文字・構造 | 10.41:1 | 本文の文字にも使える |
#9A7450 | 主色 | 3.16:1 | 大きな文字や図形なら使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
大仏様のプロンプト例
大仏様の雰囲気にしてください。柱へ直接差し込む水平の肘木、上へ行くほど張り出す肘木の重なり、大きな柱と軒を支える部材の露出を取り入れてください。
大仏様の主な視覚的特徴
- 柱へ直接差し込む水平の肘木
柱の上の大きな斗にのせる和様と違い、肘木を柱の軸に直接差し込みます。この挿肘木は、主に大仏様で使われる部材です。
- 上へ行くほど張り出す肘木の重なり
最も下の短い肘木が斗を受け、その上にさらに長い肘木を重ねて、軒を外へ迫り出させます。東大寺南大門では、これが6段まで繰り返されます。
- 大きな柱と軒を支える部材の露出
天井を張らない化粧屋根裏とし、浄土堂では断面が円形の虹梁と大瓶束による架構をそのまま見せます。構造をそのまま意匠とする考え方によるものです。
大仏様が向いている成果物
大きな柱に重なる肘木を見せ、寺院の力強い構造を解説する内容の手がかりを作れる。
大仏様とは
大仏様は、鎌倉時代の初め、東大寺の復興に用いられた寺院建築の様式です。僧の重源(1121〜1206年)が中国から戻ったときに日本へ伝えた様式で、重源と宋の人、陳和卿が、中国福建省の建築様式と伝統的な和様をもとに考え出したとも説明されます。以前は天竺様と呼ばれましたが、インドとは関係がないため、建築史家の太田博太郎が、重源による東大寺大仏殿の再建にちなんで大仏様という名をつくりました。
平安時代の末の南都焼き討ちで、東大寺はわずかな建物を残して焼けました。材料の入手に苦しむなか、重源は部材を規格化し、少ない材で大きな建物を建てられる、長押を使わない貫構法を考え出しました。柱に孔をあけて差し込む挿肘木や、天井を張らない化粧屋根裏は、当時画期的なものでした。
現存する遺構は、浄土寺浄土堂と東大寺南大門の2例だけです。1192年に建てられた浄土堂は、断面が円形の虹梁と大瓶束による力強い架構を見せ、大仏様の最も純粋な遺構とされます。1199年の南大門では、挿肘木の上に斗と肘木を重ねる組物が、6段まで繰り返されています。
大仏様の建物は、重源が亡くなると造られなくなりました。しかし、挿肘木や貫を通す手法、木鼻の手法は、和様や、後に伝わった禅宗様の建物にも影響を与えました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 肘木が柱に直接差し込まれている
- 肘木が段を重ねながら、外へ張り出している
- 天井を張らず、太い柱や軒を支える部材が見えている
これらが揃っていると、大仏様の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「大仏様」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- JAANUS: daibutsuyou 大仏様(新しいタブで開きます)Japanese Architecture and Art Net Users System
- JAANUS: daibutsuyou kumimono 大仏様組物(新しいタブで開きます)Japanese Architecture and Art Net Users System
- 大仏様(用語集)(新しいタブで開きます)大阪文化財ナビ
- 浄土寺浄土堂(阿弥陀堂)(新しいタブで開きます)文化遺産オンライン(文化庁)
- JAANUS: sashihijiki 挿肘木(新しいタブで開きます)Japanese Architecture and Art Net Users System
名称・説明・主な視覚的特徴と「大仏様とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



