STYLE PROFILE
プラカートシュティール
Plakatstil
商品像と短い名称を大きく配し、少ない色面で一目で伝えるポスター表現。

プラカートシュティールの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#1C2327 | 文字と構造 | 12.61:1 | 本文の文字にも使える |
#DB3D27 | 主色 | 3.53:1 | 大きな文字や図形なら使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
プラカートシュティールのプロンプト例
プラカートシュティールでデザインしてください。単独の商品像と短い名称の組み合わせ、対象を強調する広い色面、大胆で簡潔な文字を取り入れてください。
プラカートシュティールの主な視覚的特徴
- 単独の商品像と短い名称の組み合わせ
商品を1つだけ大きく描き、商標名などの短い言葉を添えます。ベルンハルトのマッチのポスターも、マッチの絵と商標名だけで構成されていました。
- 対象を強調する広い色面
多くは単色の広い背景の上に図柄を置き、商品をくっきりと浮かび上がらせます。遠くからでも内容が伝わることを狙った表現です。
- 大胆で簡潔な文字
装飾を省いた大きく簡潔な文字で、商標名を示します。ベルンハルトのタイプライターの広告のように、平らな色面や、文字の曲線を強調する影の線など、19世紀末の画風の要素を残した例もあります。
プラカートシュティールが向いている成果物
商品像と短い名称を広い色面に大きく置き、小さな表示や遠目でも主題を明快に伝えられる。
プラカートシュティールとは
プラカートシュティールは、20世紀初めのドイツで広まった広告ポスターの表現です。ドイツ語で「ポスター様式」を意味し、「物のポスター」を意味するザッハプラカートとも呼ばれます。当時、ベルリンはドイツの商業や産業の中心となり、企業は若い才能を見つけるために、たびたびポスターのコンクールを開きました。
それ以前の装飾的な広告とは対照的に、言葉を最小限にとどめ、物や人物が画面の大部分を占めます。ベルリンのザッハプラカートは、装飾を用いず遠くからの見やすさを狙った表現で、多くは単色の背景の前に図柄がくっきりと浮かび上がります。
代表的な作家がルシアン・ベルンハルトです。1905年、プリースター社のマッチのポスターのコンクールに、2本のマッチと商標名だけの簡素な案を出しました。案はいったん捨てられましたが、審査員のエルンスト・グローヴァルトが拾い上げて優勝作に選びました。ベルンハルトはその後、ドイツ有数のポスター印刷会社ホラーバウム・ウント・シュミットと契約し、ザッハプラカートを広めて広告の世界を大きく変えました。
同社は若いポスター作家と契約しました。作家たちは同社のためだけに仕事をし、同社の作風を形づくりました。ハンス・ルディ・エルトやルートヴィヒ・ホールヴァインも、この動きの主要な作家です。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 1つの商品と短い名称だけが大きく描かれている
- 広い色面が対象を引き立てている
- 文字が大胆で簡潔になっている
これらが揃っていると、プラカートシュティールの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「プラカートシュティール」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Seduced by an Object Poster(新しいタブで開きます)Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
- German Advertising Posters of the Early 20th Century(新しいタブで開きます)Neue Galerie New York
- Die Weihnachtsnummer der "Eleganten Welt"(Hans Rudi Erdt のポスター、解説 Christina Dembny)(新しいタブで開きます)Kunstbibliothek, Staatliche Museen zu Berlin(museum-digital)
名称・説明・主な視覚的特徴と「プラカートシュティールとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



