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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

シュプレマティスム

Suprematism

別名:絶対主義(美術)

白い空間に幾何学的な色面を浮かべ、形や向きの関係を見せる抽象表現。

シュプレマティスムのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

シュプレマティスムの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F4F2EA)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#181818文字・線15.84:1本文の文字にも使える
#C53A2D主色4.66:1本文の文字にも使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

シュプレマティスムのプロンプト例

シュプレマティスム風に、白い背景に浮かぶ単純な幾何学形、回転や重なりを使った色面の配置、具体的な物を描かず形と色に絞る構成を取り入れてください。

シュプレマティスムの主な視覚的特徴

  1. 白い背景に浮かぶ単純な幾何学形

    白い地の上に、正方形や長方形、円などの単純な形を浮かぶように置きます。マレーヴィチは、この白い背景が理想の果てしない空間を表すと考えました。

  2. 回転や重なりを使った色面の配置

    色の面を引き伸ばしたり、傾けたり、重ねたりして配置します。《飛行する飛行機》では、キャンバスの縁に対して斜めに置かれた長方形が、画面に動きを生んでいます。

  3. 具体的な物を描かず形と色に絞る構成

    人や風景など外の世界を描かず、色・線・筆づかいといった絵画の基本要素だけで画面をつくります。マレーヴィチは、それらを絵の主題そのものと考えました。

シュプレマティスムが向いている成果物

  • 白い空間と回転した幾何学形を対比させ、短い文字を置いても形と方向の緊張感を残せる。

シュプレマティスムとは

シュプレマティスムは、ロシアの画家カジミール・マレーヴィチが1915年に名づけた、外の世界を描くことをすべてやめた新しい抽象絵画です。新しい様式が自然の形より優位(シュプレマシー)に立つと主張したことから、この名前がつきました。1915年12月、ペトログラード(現在のサンクトペテルブルク)の「最後の未来派絵画展 0.10(ゼロ・テン)」で初めて発表されました。マレーヴィチ自身は後に、《黒の正方形》の起源を、1913年にオペラ《太陽の征服》のために作った舞台デザインの基本的な幾何学形に求めました。

マレーヴィチは、色、線、筆づかいといった絵画の基本要素そのものを主題と考え、白い地に浮かぶ色のついた幾何学形で画面を組み立てました。マレーヴィチにとって白い背景は、理想の果てしない空間を表すものでした。

展覧会では、白い地に黒い正方形を描いた《黒の正方形》が、ロシアの農家でイコンを飾る部屋の隅の高い位置に掛けられました。1920年には、ヴィテブスクの美術学校の校長として、基本的な幾何学形とその組み合わせを示す石版画の本『シュプレマティスム 34の素描』を作りました。1927年には、抽象美術の重要な理論書『無対象の世界』を出版しています。

1919年にマレーヴィチと出会ったエル・リシツキーは、シュプレマティスムから強い影響を受けました。ハンガリー生まれのモホイ=ナジも同様です。一方、1924年以降のスターリンの台頭と社会主義リアリズムの押しつけの後、マレーヴィチの活動は衰え、1935年に亡くなる前の晩年には具象画を描きました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 白い地に単純な幾何学形が浮かんでいる
  • 色面が傾いたり重なったりして配置されている
  • 具体的な物を描かず、形と色だけで構成されている

これらが揃っていると、シュプレマティスムの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「シュプレマティスム」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「シュプレマティスムとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)