STYLE PROFILE
スクリーンプリント風
Screenprint
型で区切られた色面を色ごとに重ね、明瞭な輪郭で伝える印刷風の表現。

スクリーンプリント風の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#222B39 | 文字と構造 | 11.92:1 | 本文の文字にも使える |
#D65442 | 主色 | 3.37:1 | 大きな文字や図形なら使える |
#408B8C | 強調色 | 3.32:1 | 大きな文字や図形なら使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
スクリーンプリント風のプロンプト例
スクリーンプリント風でデザインしてください。型で区切ったはっきりした輪郭、一色ごとに分けた色面、複数の色版を重ねた構成を取り入れてください。
スクリーンプリント風の主な視覚的特徴
- 型で区切ったはっきりした輪郭
網のうち型でふさいだ部分にはインクが通らず、開いた部分だけが刷られます。そのため、色面の境目が型の形どおりにはっきり現れます。
- 一色ごとに分けた色面
一つの型で刷るのは一色だけで、色ごとに別の型を作ります。そのため画面は、色ごとに分かれた面の集まりとして組み立てられます。
- 複数の色版を重ねた構成
色の数だけ型を用意し、紙と網の位置をそろえながら順に刷り重ねます。色面の重なり方と位置合わせが、画面全体の構成を決めます。
スクリーンプリント風が向いている成果物
明快な輪郭と色ごとに分かれた面で文字と図像を揃え、少ない色でも伝わる告知や包みを作れる。
スクリーンプリント風とは
スクリーンプリントは、枠に張った細かな網(メッシュ)を通してインクを押し出し、紙などに刷る孔版の技法です。網には元は絹が使われ、とくにアメリカでは「シルクスクリーン」とも呼ばれます。その後、網はテリレンなどの合成繊維で作られることが多くなりました。
網の一部をふさいで型(ステンシル)を作り、開いた部分だけに、スキージーと呼ばれるゴムのへらでインクを通します。型は、紙やフィルムを貼るほか、光に反応する薬剤を塗って写真のように焼き付けても作れます。色を増やすときは、色ごとに別の型を用意し、紙と網の位置を合わせて刷り重ねます。
商業印刷には1920年代から使われ、1930年代のアメリカで芸術家も用いるようになりました。当初は、芸術家の版画を商業の仕事と区別して「セリグラフ」と呼びました。1950年代以降は、版画の技法として広く使われています。
1960年代の初めには、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタイン、ジェームズ・ローゼンクイストらポップアートの画家が、大衆文化から取った大画面の作品に、シルクスクリーンなどの商業の技法が合うことに気づきました。ウォーホルは1962年に写真製版によるシルクスクリーンに取り組みました。《花》の連作では、写真を元にした花の図像を平らにしてコントラストを強め、鮮やかな色で塗りました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 型で切り抜いたような、くっきりした輪郭になっている
- 色が一色ずつ分かれた面になっている
- いくつかの色版を重ねて画面が組み立てられている
これらが揃っていると、スクリーンプリント風の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「スクリーンプリント風」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Screenprint(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art
- Screenprint(新しいタブで開きます)Tate
- Screenprint(Materials and Techniques)(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art(Internet Archive)
- The Postwar Print Renaissance in America (Samantha Rippner, Heilbrunn Timeline of Art History)(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art(Internet Archive)
- Lesson 4: Underpainting and Photographic Silkscreen Printing(新しいタブで開きます)The Andy Warhol Museum
- screen printing (AAT 300053281)(新しいタブで開きます)Getty Research Institute, Art & Architecture Thesaurus
名称・説明・主な視覚的特徴と「スクリーンプリント風とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



