STYLE PROFILE
コンクリート・ポエトリー
Concrete Poetry
言葉の配置や反復を図形として扱い、文字の意味と見た目を結びつける表現。

コンクリート・ポエトリーの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#20211E | 文字と構造 | 14.36:1 | 本文の文字にも使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
コンクリート・ポエトリーのプロンプト例
コンクリート・ポエトリーでデザインしてください。文字の集まりで作る形、語句の反復と間隔によるリズム、空白を構成の一部にした配置を取り入れてください。
コンクリート・ポエトリーの主な視覚的特徴
- 文字の集まりで作る形
文字や語を並べて形を作り、意味と見た目を結びつけます。デ・カンポスの1965年の詩《luxo(豪華)》では、luxoの繰り返しでlixo(ごみ)の大きな文字を形作っています。
- 語句の反復と間隔によるリズム
同じ語や文字を繰り返し、その間隔で響きや読む速さにリズムを生みます。詩人たちは、視覚・言語・音の面を組み合わせた詩を目指しました。
- 空白を構成の一部にした配置
紙面の空白を、言葉を置く余地であると同時に構成そのものとして扱います。詩は、ページの上で設計される空間的な構成物と考えられていました。
コンクリート・ポエトリーが向いている成果物
語句の反復と空白で形を作り、短い言葉の意味と見た目を同時に伝える表現にできる。
コンクリート・ポエトリーとは
コンクリート・ポエトリー(具体詩)は、1950年代半ばに国際的な運動として広がった詩の表現です。詩を、ページに並ぶ言葉の列にとどまらない、デザインが内容の中心となる空間的な構成物と考え、美術と書かれた言葉の間の壁を取り払おうとしました。
具体詩は、言葉、空間、音、色、デザインを使って意味を伝えます。詩人たちは文法による結びつきを退け、紙面の空間を構造と内容の両方として使い、言葉の音と形そのものを探究しました。展覧会を企画したナンシー・パーロフは、詩人たちがイタリア未来派の「自由な言葉」やドイツのダダの文字の連なりなど、20世紀初めの前衛を再発見したと述べています。
ブラジルでは1952年、アウグスト・デ・カンポスが兄アロルド・デ・カンポス、友人デシオ・ピニャタリと雑誌『ノイガンドレス』を創刊しました。第2号で「具体詩」という語が初めて使われ、第4号には宣言「具体詩のためのパイロット・プラン」が載りました。スイスのオイゲン・ゴムリンガーは1950年から「コンステラツィオン(星座)」と呼ぶ詩を書き、1954年に宣言『詩行から星座へ』を発表しました。
スコットランドのイアン・ハミルトン・フィンレイも中心的な詩人の1人です。フィンレイとアウグスト・デ・カンポスの作品は、シルクスクリーンで刷った紙の作品から、立体の折りたたみ作品、ガラスや石の彫刻、投影されるデジタル詩まで広がりました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 文字や語の並びが、ひとつの形を作っている
- 同じ語句の繰り返しと間隔で、リズムが生まれている
- 何も置かない余白が、構成の一部として生かされている
これらのいくつかが揃っていると、コンクリート・ポエトリーの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「コンクリート・ポエトリー」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Concrete Poetry: Words and Sounds in Graphic Space(新しいタブで開きます)Getty Research Institute
- Getty Presents Concrete Poetry: Words and Sounds in Graphic Space(プレスリリース)(新しいタブで開きます)J. Paul Getty Trust
- Eugen Gomringer in the SLA(新しいタブで開きます)Swiss National Library (Swiss Literary Archives)
名称・説明・主な視覚的特徴と「コンクリート・ポエトリーとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



