STYLE PROFILE
パターン・アンド・デコレーション
Pattern and Decoration
布や工芸の装飾を取り込み、色や模様を重ねて画面を豊かに埋める表現。

パターン・アンド・デコレーションの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#333B46 | 文字・線 | 8.69:1 | 本文の文字にも使える |
#C45165 | 主色 | 3.42:1 | 大きな文字や図形なら使える |
#377F87 | 補助色 | 3.54:1 | 大きな文字や図形なら使える |
#C7993F | 強調色 | 2.00:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
パターン・アンド・デコレーションのプロンプト例
パターン・アンド・デコレーション風に、布やモザイクを思わせる多彩な装飾模様、異なる柄を重ねる構成、織物のコラージュを思わせる面の組み合わせを取り入れてください。
パターン・アンド・デコレーションの主な視覚的特徴
- 布やモザイクを思わせる多彩な装飾模様
花模様やアラベスク、モザイクのような多彩な模様を用います。作家たちが、装飾美術から模様や配色、素材を集めて取り入れたためです。
- 異なる柄を重ねる構成
出どころの違う柄を重ね合わせ、入り組んだ、ほとんど目がくらむほどの、ときにわざと派手な構成にします。
- 織物のコラージュを思わせる面の組み合わせ
布を切って絵具の面に組み込み、パッチワークのキルトのような面をつくる作品があります。シャピロのフェマージュ《Anonymous Was a Woman》では、粗く切ったレースや木綿、網目の布の四角形がアクリル絵具に組み込まれ、パッチワークのキルトを思わせます。
パターン・アンド・デコレーションが向いている成果物
織物やモザイクを思わせる異なる柄を重ね、装飾自体を主役にした豊かな面を作れる。
パターン・アンド・デコレーションとは
パターン・アンド・デコレーションは、1970年代半ばに米国で生まれた美術運動で、「P&D」とも略されます。女性的、家庭的、装飾的、あるいは工芸的とされ、美術より劣ると考えられてきた形を、あえて受け入れたことに特徴があります。
作家たちは、色や形の多様さ、感情を美術に取り戻そうとしました。装飾と、それに結びつく手仕事の技法が大きな役割を果たし、1960年代の美術の「純粋主義」への対抗として、民芸に近づこうとしました。イスラム世界からアール・デコまで、さまざまな装飾の伝統が取り入れられました。
運動の中心とされる作家には、ヴァレリー・ジョードン、ジョイス・コズロフ、ロバート・クシュナー、キム・マコネル、ミリアム・シャピロらがいます。作家たちは、花模様やアラベスク、パッチワークの模様を自由に借り、イスラム建築の装飾から米国のキルト、壁紙、ペルシア絨毯、家庭の刺繍まで、多様な源を思わせる作品をつくりました。シャピロは、フェミニズムの立場からのコラージュを「フェマージュ」と呼びました。
この運動は、1970年代半ばから1980年代半ばにかけて、制度的に認められ、批評でも取り上げられ、商業的にも成功しました。2019年にはロサンゼルス現代美術館が展覧会を開き、同館はこれを、この運動を本格的に調べた初めての学術的な展覧会と位置づけました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 布やモザイクを思わせる多彩な装飾模様がある
- 種類の異なる柄が重ねられている
- 布を貼り合わせたような面の組み合わせがある
これらが揃っていると、パターン・アンド・デコレーションの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「パターン・アンド・デコレーション」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Pattern and Decoration: Ornament as Promise(新しいタブで開きます)mumok
- With Pleasure: Pattern and Decoration in American Art 1972–1985(新しいタブで開きます)The Museum of Contemporary Art, Los Angeles (MOCA)
- Miriam Schapiro, Anonymous was a Woman (1976)(新しいタブで開きます)Brooklyn Museum(Internet Archive)
名称・説明・主な視覚的特徴と「パターン・アンド・デコレーションとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



