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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

オーガニック・デザイン

Organic Design

薄い殻のような連続曲面を使い、身体になじむ形を見せる家具や製品の表現。

オーガニック・デザインのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

オーガニック・デザインの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#ECE3D3)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#38382F文字・線9.29:1本文の文字にも使える
#A67E54主色2.87:1文字には向かない
#859078補助色2.63:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

オーガニック・デザインのプロンプト例

オーガニック・デザイン風に、薄い面を曲げた殻のような形、複数の方向へなめらかにつながる曲面、木の表面を生かした立体的な造形を取り入れてください。

オーガニック・デザインの主な視覚的特徴

  1. 薄い面を曲げた殻のような形

    薄い板を重ねて曲げ、殻のような座面や背をつくります。サーリネンとイームズは、自分たちの椅子の複雑な合板の座を「木のシェル」と呼びました。

  2. 複数の方向へなめらかにつながる曲面

    座面や背を前後にも左右にもなめらかに曲げ、体に沿う面をつくります。イームズ夫妻は、合板で複雑な曲面を持つ薄いシェルを作る技術の改良に、5年近くを費やしました。

  3. 木の表面を生かした立体的な造形

    曲げた木の板そのものを、彫刻のような立体として見せます。V&Aは、DCMの木の座と背を生き物のような形と表現し、当初は塗装を加えない仕上げが考えられていたと記しています。

オーガニック・デザインが向いている成果物

オーガニック・デザインとは

オーガニック・デザインは、1940年にニューヨーク近代美術館(MoMA)が、家具や照明、織物を募ったコンペで掲げた考え方です。担当したエリオット・ノイズは、構造・素材・目的に従って、部分が全体の中で調和して組み立てられているとき、デザインは有機的(オーガニック)と呼べると定義し、むだな装飾の入る余地はないとしました。

入賞作は1941年の展覧会「家庭用家具における有機的デザイン」に展示され、大手百貨店での製造・販売の契約も結ばれました。椅子と居間の部門で優勝したのは、組んで応募したエーロ・サーリネンとチャールズ・イームズです。2人の椅子は、彫刻家が最初の石膏型を作るように人体の輪郭に合わせて形を決め、薄い木の板と接着剤を交互に重ねて、型の中で高い圧力と熱をかけて成形しました。体に連続して触れて支えることが、その原理でした。

ただし、この椅子は製造が難しく、多くは座り心地のために布張りされました。イームズ夫妻はその後ロサンゼルスで合板を曲げる実験を続け、第二次世界大戦中にはアメリカ海軍のための添え木を作りながら技術を磨きました。こうした実験から、合板を3方向に曲げて、やわらかな曲線の有機的な形にした椅子LCWが生まれました。

V&Aによれば、イームズの合板の椅子DCMは世界の家具デザインに大きな影響を与え、設計から10年のうちに、ヨーロッパのほぼすべての国やアメリカ、日本で、合板がその椅子をまねて使われ始めました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 薄い板を曲げた殻のような形をしている
  • 面がいくつもの方向へなめらかに曲がってつながっている
  • 木の表面を見せた立体的な形になっている

これらが揃っていると、オーガニック・デザインの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「オーガニック・デザイン」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「オーガニック・デザインとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)