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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

エンボス/デボス

Embossing and Debossing

紙などの面に浮き上がりやくぼみを作る表現です。色を増やさずに凹凸で模様を見せる方法もあり、素材そのものの表情が伝わります。

エンボス/デボスのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

エンボス/デボスの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F0EADF)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#35322E文字と構造10.64:1本文の文字にも使える
#C5BAA9主色1.59:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

エンボス/デボスのプロンプト例

エンボス/デボスでデザインしてください。面から浮く形またはくぼむ形、凹凸の縁に生じる明暗、素材の面と一体化した図柄を取り入れてください。

エンボス/デボスの主な視覚的特徴

  1. 面から浮く形またはくぼむ形

    型で紙や革を押し、模様の部分だけを持ち上げたり押し下げたりします。浮かせるのがエンボス、沈ませるのがデボスで、同じ図柄でも凹凸が逆になります。

  2. 凹凸の縁に生じる明暗

    色の差がなくても、浮き上がりやくぼみの縁には、光の当たる側と影になる側が生まれます。この明暗によって、図柄の輪郭が見えてきます。

  3. 素材の面と一体化した図柄

    インクや箔を使わないブラインド・エンボスでは、図柄が紙や革と同じ色のまま表れます。日本の空摺も、白い羽や花びらのような白地に白の模様に使われました。

エンボス/デボスが向いている成果物

  • 文字や模様を素材と同色の凹凸で見せ、色を増やさずに紙や包みの質感を際立たせられる。実物では加工方法に合わせた制作が必要になる。

エンボス/デボスとは

エンボスは、多くは型で押したり型に沿わせたりして、面に文字や模様を浮き上がらせる技法です。デボスはその逆で、紙の下に凸版を置いてプレスに通すなどして、紙の一部を押し下げます。インクや箔、色を使わずに模様を浮き上がらせる方法は、ブラインド・エンボスと呼ばれます。

凹凸の模様は、紙だけでなく革や布にも、飾りとして付けられます。本の装丁では、熱した道具で革などの表紙に跡を付けるブラインド・ツーリングが古くから使われ、7〜8世紀のコプト装丁までさかのぼることができます。その効果は、主にくぼみの深さと均一さ、熱した道具が生む暗い色合いによるものです。図書館では、所有を示すために、本のページに文字や図柄を浮き出させることもありました。

江戸時代後期から明治時代の日本の木版画では、上質な摺りに費用のかかる特殊な効果も使われました。その1つが、インクを付けずに摺って紙を浮き出させる「空摺(からずり)」です。湿らせた紙を、彫った版木のくぼみに押し込む技法で、白い羽の輪郭や白い花びらのように、白地に白の模様を表すのによく使われました。布を版木に貼り、その織り目を写す布目摺(ぬのめずり)もあります。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 図柄が面から浮き出ている、または面に沈んでいる
  • 凹凸の縁に、光の当たる側と影の側ができている
  • インクの色ではなく、素材と同じ色の面で図柄が見える

これらが揃っていると、エンボス/デボスの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「エンボス/デボス」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「エンボス/デボスとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)