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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

レタープレス風

Letterpress

版を紙に押し当てる活版印刷の見え方を取り入れる表現です。ここでは少ないインク色と紙の質感、現代の工芸的な活版に見られる圧痕を代表にします。

レタープレス風のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

レタープレス風の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F0E9DC)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#313733文字と構造10.08:1本文の文字にも使える
#B45D46主色3.78:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

レタープレス風のプロンプト例

レタープレス風でデザインしてください。明るい紙に濃いインク、少数の特色で分けた文字や図形、紙に押し込まれたような圧痕を取り入れてください。

レタープレス風の主な視覚的特徴

  1. 明るい紙に濃いインク

    明るい紙に濃いインクを刷るのが、活版の得意とするところとされます。活版印刷所のBoxcar Pressは、自社の活版インクは透けやすく、暗い紙に明るいインクを刷ると紙の色が透けて見えると説明しています。

  2. 少数の特色で分けた文字や図形

    活版印刷では伝統的に1〜2色の特色を使い、色が増えるほど費用もかさみます。印刷所のボックスカー・プレスは、淡い色は網点で作るより、別の淡いインクで刷るよう勧めています。

  3. 紙に押し込まれたような圧痕

    インクを付けた版を紙の面に押し込んで刷るため、文字や図形の部分がくぼみます。AIGAの記事によれば、かつて避けられたこの跡が、活版の復興の中では手触りとして好まれています。

レタープレス風が向いている成果物

レタープレス風とは

レタープレス(活版印刷)は、盛り上がった活字や版にインクを付け、紙に押し当てて刷る凸版の印刷です。とくに本などの文字の印刷で使われてきました。ヨーロッパでは、1450年代半ばにドイツのマインツで、ヨハネス・グーテンベルクらが金属の活字を使って聖書を刷り、情報の伝わり方を変えるきっかけになりました。

版の盛り上がった部分だけにインクが付き、印刷機の圧力で紙に移ります。19世紀末からは、写真を網点に分けて凸版にする方法も広まり、こうした凸版の印刷が商業印刷の中心となりました。しかし、本の挿絵では1960年代から、新聞では1980年代から、オフセット印刷に置き換えられていきました。

一方、1980年代には、刷り上がりの手触りを好む小さな印刷所の間で、活版印刷が再び盛んになりました。AIGAのデザイン誌『Eye on Design』の2016年の記事によれば、伝統的な活版印刷は紙にくぼみを残さずに刷ることを目指し、手触りでわかる跡は下手な印刷とされていました。記事は、活版の愛好家の多くは見た目より手触りを理由に挙げ、活版といえば注文で作る結婚式の招待状や個人の文具が思い浮かべられるとも伝えています。ハミルトン木活字・印刷博物館は、活版印刷の技法を使った創作を紹介する国際公募展「ニュー・インプレッションズ」を開いています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 明るい色の紙に濃い色のインクで刷られている
  • 1〜2色ほどの少ない特色で文字や図形が刷り分けられている
  • 文字や図形が紙に押し込まれ、くぼんでいる

これらのいくつかが揃っていると、レタープレス風の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「レタープレス風」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「レタープレス風とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)