STYLE PROFILE
エンパイア・シルエット
Empire Silhouette
胸のすぐ下で切り替え、軽い布を縦に落とすドレスの形。ここでは19世紀初頭の装いをもとにします。

エンパイア・シルエットの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#35322E | 文字と構造 | 11.21:1 | 本文の文字にも使える |
#B7ADA1 | 主な装飾 | 1.94:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
エンパイア・シルエットのプロンプト例
エンパイア・シルエットでデザインしてください。高い胸下の切り替えから薄い布をまっすぐ落とし、細かなひだで縦の流れを作ってください。
エンパイア・シルエットの主な視覚的特徴
- 胸下の高い切り替え
ウエストの位置を胸のすぐ下まで上げ、そこから下を長く見せます。前身頃をひもやピンで留める「フォール・フロント」の仕立てが主流でした。
- 身体を締めすぎず縦に落ちる布
自然な体を見せる、細くまっすぐな縦の線が特徴で、すっきりした幾何学を好む新古典主義の表れでした。1810年ごろには、スカートの前は平らに床まで落ちるようになりました。
- 薄い布の細かなひだ
上質な綿モスリンを使い、ウールや絹では出せない軽さと垂れ方を生み出しました。ほぼ透ける布の下には、ペチコートを1枚重ねました。
エンパイア・シルエットが向いている成果物
胸下から縦に落ちる薄い布と細かなひだを人物に描き、19世紀初頭の装いやドレスの形を伝えられる。
エンパイア・シルエットとは
エンパイア・シルエットは、胸のすぐ下で切り替えた、円筒形でまっすぐな婦人服の形です。エンパイア・ラインとも呼ばれ、名前は19世紀初めのナポレオンの帝政時代に流行したことに由来します。日本大百科全書は、第一帝政時代(1804〜14年)に主流となった形と説明しています。
もとになったのは、1780年代のシュミーズ・ドレスです。18世紀後半には、ポンペイやヘルクラネウムの発掘をきっかけに古代への関心が高まり、フランス革命がこの古典風の装いを前面に押し出しました。1800年には、高いウエストの形が西洋全体で主流になっていました。
流行に敏感な女性たちは、古代ギリシアやローマの装いを再現しようとしました。服の色に白が好まれた一因は、古代の彫像から、古代の女性は白だけを着たと誤って考えられたことでした。昼の服でも胸元や背中が大きく開き、袖は短く、垂れるモスリンが脚の形を見せました。ナポレオンの妻ジョゼフィーヌは当時最も流行に敏感な女性とされ、高価なインドのショールを好みました。薄いモスリンの服に、ショールは暖かさと古典風のドレープを加えました。
日本大百科全書は、この形が現代に至るまで婦人服のデザインの原点の一つになっていると述べています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 胸のすぐ下に切り替えがある
- 布が胴を締めつけず、裾まで縦にまっすぐ落ちている
- 薄く軽い布が柔らかく垂れている
これらが揃っていると、エンパイア・シルエットの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「エンパイア・シルエット」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- 1800–1809 (decade overview by Harper Franklin)(新しいタブで開きます)Fashion History Timeline, Fashion Institute of Technology
- エンパイアライン(デジタル大辞泉、日本大百科全書(ニッポニカ))(新しいタブで開きます)コトバンク(小学館)
名称・説明・主な視覚的特徴と「エンパイア・シルエットとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



