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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

オーバープリント

Overprint

色面を重ねた部分に混色を見せ、版の重なりを構成として使う表現。

オーバープリントのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

オーバープリントの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F5EDD9)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#244B63文字と構造7.95:1本文の文字にも使える
#E0AF3B主色1.73:1文字には向かない
#559492強調色2.98:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

オーバープリントのプロンプト例

オーバープリントでデザインしてください。異なる色面の重なり、重なった部分に生じる別の色、下の色が透けて見える印刷風の構成を取り入れてください。

オーバープリントの主な視覚的特徴

  1. 異なる色面の重なり

    別々の版で刷る色の面を、ずらしながら重ねて配置します。ニューアークは、2色が3色目を作る重なりが、層が別の面にあるように見せる効果を生むと述べています。

  2. 重なった部分に生じる別の色

    インクが重なった部分では2色が混ざり、たとえば黄色の上のシアンは緑になります。刷る順番やインク、紙の違いによっても、できる色は変わります。

  3. 下の色が透けて見える印刷風の構成

    上の色が下の色を切り抜かずに重なるため、下の色が透けたように見えます。切り抜いて塗り分けるノックアウトとの違いが、刷り重ねらしい見た目を生みます。

オーバープリントが向いている成果物

オーバープリントとは

オーバープリントは、すでに印刷した面の上に別の刷りを重ねる「刷り重ね」に由来する表現です。ゲッティ研究所の美術用語辞典は、この語に、ある色の上に別の色を刷って2色を混ぜることも含めています。

2つのインクを重ねて刷ったときにできる色は、オーバープリント・カラーと呼ばれます。たとえば黄色の上にシアンのインクを刷ると、重なった部分は緑になります。インクを刷る順番や、インクや紙の違いによって、仕上がりは大きく変わります。

アドビのInDesignでは、色を重ねると、ふつうは上の色が下の色を切り抜く「ノックアウト」になり、オーバープリントを指定すると下の色と重なります。同じ説明によれば、シアン100%の面にマゼンタ100%の面を重ねて刷ると、重なった部分はマゼンタではなく紫に見えます。

クエンティン・ニューアークは2004年の『デザイン・ウィーク』誌のコラムで、オーバープリントはかつてグラフィックデザインの日常的な技法だったと振り返っています。4色のオフセット印刷が色石版印刷に取って代わるにつれて少なくなったとも述べ、名作の例にデレク・バーズオールが印刷会社のために作ったロゴを挙げています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 異なる色の面が重なっている
  • 重なった部分が、別の色になっている
  • 下の色が透けて見える

これらが揃っていると、オーバープリントの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「オーバープリント」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「オーバープリントとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)