STYLE PROFILE
機械美学
Machine Aesthetic
金属の部材や接合部、機械の幾何学を造形の主役にする表現。

機械美学の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#2E3439 | 文字・線 | 10.05:1 | 本文の文字にも使える |
#969FA4 | 主色 | 2.14:1 | 文字には向かない |
#997249 | 補助色 | 3.44:1 | 大きな文字や図形なら使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
機械美学のプロンプト例
機械美学風に、管や円盤など工業部品を思わせる形、接合部を見せる組み立て、金属の表面と単純な幾何学の組み合わせを取り入れてください。
機械美学の主な視覚的特徴
- 管や円盤など工業部品を思わせる形
管や円盤、ばね、羽根など、機械の部品を思わせる形を造形の要素にします。1934年の展覧会「マシン・アート」は、ばねやプロペラの羽根などの機械部品を美しい物として展示しました。
- 接合部を見せる組み立て
部材と部材をつなぐ継ぎ手を、組み立ての仕組みとして見せます。シカゴ美術館にあるマッカーサーの椅子では、中空のアルミニウムの部材が溶接されず、リング状の継ぎ手で留められています。
- 金属の表面と単純な幾何学の組み合わせ
磨いた金属の面に、円や直線などの単純な幾何学形を組み合わせます。バーは、機械は視覚的に見れば幾何学の実際的な応用だと述べました。
機械美学が向いている成果物
管、円盤、露出した接合部を主題として組み合わせ、工業製品や機械の構造美を伝えられる。
機械美学とは
機械美学は、機械や工学の原理、技術のよさを重んじる、20世紀以降の美術の考え方です。とくに1920〜30年代の建築に見られ、機械に特有と考えられた、すっきりとして余計なもののない形を大切にしました。
1934年、ニューヨーク近代美術館は展覧会「マシン・アート」を開き、機械で作られた家庭用、商業用、工業用、科学用の物を、美しい物として展示しました。建築部門の長フィリップ・ジョンソンが指揮し、ばね、ケーブルの断面、プロペラの羽根などの機械部品から、台所用品や実験用のガラス器までが並びました。館長アルフレッド・H・バー・ジュニアは、機械は視覚的に見れば幾何学の実際的な応用だと述べ、ボールベアリングは球と円、時計のぜんまいはらせんだと説明しました。
シカゴ美術館の解説によれば、1930年代のアメリカでは、多くのデザイナーが、機械で生産しやすく、機械そのもののなめらかで機械的な見た目を映す物を作りました。ジーン・テオバルドの3点の茶器は、アール・デコに通じるすっきりした線や幾何学形、滑らかな表面を備えながら、1930年代に広まった機械美学も思わせるとされます。ウォーレン・マッカーサーのアルミニウムの椅子も、当時の機械美学を体現する例として挙げられています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 管や円盤、ばねなど、工業部品のような形が使われている
- 部材どうしをつなぐ接合部が見えるように組み立てられている
- 金属の表面と、円や直線などの単純な幾何学形が組み合わされている
これらのいくつかが揃っていると、機械美学の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「機械美学」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Shaping the Modern: American Decorative Arts at the Art Institute of Chicago, 1917–65(新しいタブで開きます)Art Institute of Chicago
- Gifts Beyond Measure(新しいタブで開きます)Art Institute of Chicago
- machine aesthetic (Collections Online category)(新しいタブで開きます)Museum of New Zealand Te Papa Tongarewa
- Press release: Exhibition of Machine Art (1934)(新しいタブで開きます)The Museum of Modern Art
名称・説明・主な視覚的特徴と「機械美学とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



