本文へ移動
DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ガラス/リフラクション

Glass and Refraction

透明な物体の透けや屈折、表面の反射を使う表現です。背後の形が曲がって見える様子や、厚みによる色の変化で透明体の存在を見せます。

ガラス/リフラクションのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ガラス/リフラクションの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#132435)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#F1F6F8文字と構造14.47:1本文の文字にも使える
#87B4C5主色7.03:1本文の文字にも使える
#426F89強調色2.90:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ガラス/リフラクションのプロンプト例

ガラス/リフラクションでデザインしてください。背後が見える透明な面、屈折によって曲がる背後の像、表面の反射と厚みによる色の変化を取り入れてください。

ガラス/リフラクションの主な視覚的特徴

  1. 背後が見える透明な面

    光が物体の内部を通り抜けるため、背後の形や色が見えます。完全に透明な薄いガラスでも、表面の反射によって存在が分かります。

  2. 屈折によって曲がる背後の像

    光は屈折率の異なる物質の境目で向きを変えるため、透明体を通った背後の像は曲がったりずれたりします。水槽の魚が2か所に見えるのも同じ仕組みです。

  3. 表面の反射と厚みによる色の変化

    表面には周りが映り込み、内部では光が進むほど吸収されて弱まります。そのため色付きのガラスでは、厚い部分ほど色が濃く見えます。

ガラス/リフラクションが向いている成果物

ガラス/リフラクションとは

ガラス/リフラクションは、透明な物体の透けや屈折、表面の反射によって、その存在を見せる表現です。屈折とは、屈折率の異なる物質の間を光が通るとき、光線の向きが変わる(曲がる)ことです。水槽をのぞくと同じ魚が2か所に見えることがあるのも、水から空気へ出る光が向きを変えるためです。屈折の法則はスネルの法則と呼ばれ、オランダの数学者スネルが1621年に見いだしましたが、984年にはイブン・サフルが見つけていました。

3DCGの形式glTFの基本の材質は、透明さを「アルファ(被覆率)」としてしか扱えず、ガラスやプラスチックには別の描き方が必要でした。そこで2020年10月に透過の拡張が加わり、完全に透明な薄いガラスでも、表面の反射によって見えるように描けるようになりました。2021年5月には体積と屈折率の拡張が加わり、厚みのある物体の中での屈折と吸収を扱えるようになりました。基本の材質の屈折率は1.5に固定されており、多くのプラスチックやガラスに合う値です。

2025年6月、アップルは周囲を反射し屈折させる半透明の素材「Liquid Glass」を使った新しいソフトウェアデザインを発表しました。iPadOSとmacOSのサイドバーは背後のコンテンツを屈折させ、周りのコンテンツや壁紙を映し込みます。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 透明な面を通して、背後が見えている
  • 背後の像が、面を通るところで曲がったりずれたりしている
  • 面に映り込みがあり、厚みに応じて色の濃さが変わっている

これらが揃っていると、ガラス/リフラクションの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ガラス/リフラクション」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ガラス/リフラクションとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)