STYLE PROFILE
クレイ・レンダー
Clay Render
CGの素材を単純な共通素材に置き換え、形と光を見せる表現です。代表例では灰色に統一し、色柄に邪魔されず輪郭や立体感を確認できます。

クレイ・レンダーの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#34373B | 文字と構造 | 9.31:1 | 本文の文字にも使える |
#ADB1B5 | 主色 | 1.68:1 | 文字には向かない |
#797F85 | 強調色 | 3.15:1 | 大きな文字や図形なら使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
クレイ・レンダーのプロンプト例
クレイ・レンダーでデザインしてください。灰色など単一素材で統一した物体、色柄を省いた立体の表面、照明と影によって見える形状を取り入れてください。
クレイ・レンダーの主な視覚的特徴
- 灰色など単一素材で統一した物体
場面のすべての物体を、1つの単純な材質に置き換えて描きます。置き換える色は設定で選べ、灰色のほか、白い材質1つで描く方式もあります。
- 色柄を省いた立体の表面
元の色や模様を描画に使わないため、表面は一様になります。必要に応じて、凹凸(バンプ)や透明の表現だけを元の材質から残す設定もあります。
- 照明と影によって見える形状
表面が一様なため、明暗や影の違いがそのまま形の手がかりになります。照明の確認や、環境光の調整にも使われます。
クレイ・レンダーが向いている成果物
単一素材で統一した立体と影により、製品や空間の形状を色柄から分けて比較する提案資料を作れる。
素材を単純化した立体を主題にし、形や照明を扱う記事の要点を示せる。
クレイ・レンダーとは
クレイ・レンダーは、3DCGの場面にある材質を、すべて1つの単純な材質に置き換えて描き出す(レンダリングする)方法です。マクソン社の3DCGソフト「シネマ4D」の説明書は、こうした単純な描き方を「クレイ・レンダリング」とも呼ぶと説明しています。
3DCGソフトには、この置き換えのための機能を持つものがあります。ブレンダーの説明書は、すべての材質を1つの材質に置き換える「マテリアル・オーバーライド」が、クレイ・レンダーや照明の確認によく使われるとしています。チャオス社の「コロナ」でも同じ働きの機能を使い、同社の「ヴァンテージ」の「クレイ・モード」は、既定では単純な灰色の材質に置き換えます。
ねらいは、色柄や質感に気を取られずに、形や光を確かめることです。ブレンダーの説明書は、照明や形を確かめるときには中間色の拡散反射の材質を使うよう勧めています。チャオス社は、消えないノイズのような描画の問題を調べるときにも役立つことがあるとしています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 物体が灰色などの1つの材質でそろえられている
- 表面に色や模様がない
- 照明と影の明暗で形がわかる
これらが揃っていると、クレイ・レンダーの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「クレイ・レンダー」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- How to create clay renders in Corona for 3ds Max?(新しいタブで開きます)Chaos
- Materials Tab(新しいタブで開きます)Chaos
- Material Override(Cinema 4D R25 Documentation)(新しいタブで開きます)Maxon
- View Layer Override(Blender Manual)(新しいタブで開きます)Blender Foundation
- Octane Plugin Settings: Properties Tab(Octane for Houdini)(新しいタブで開きます)OTOY
名称・説明・主な視覚的特徴と「クレイ・レンダーとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



