STYLE PROFILE
カラーフィールド
Color Field Painting
広い色の面や布へ染み込む色を使い、色そのものの広がりを見せる抽象絵画表現。

カラーフィールドの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#373946 | 文字・線 | 9.19:1 | 本文の文字にも使える |
#D98785 | 主色 | 2.17:1 | 文字には向かない |
#6B8DAA | 補助色 | 2.80:1 | 文字には向かない |
#B89A62 | 強調色 | 2.15:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
カラーフィールドのプロンプト例
カラーフィールド風に、画面の大きな範囲を占める色面、布に染み込むような薄い色の層、細かな物の描写を省いた色どうしの構成を取り入れてください。
カラーフィールドの主な視覚的特徴
- 画面の大きな範囲を占める色面
画面の大部分を、ほぼ平らな一色の広い面で覆います。強い明暗の差や決まった焦点を作らないのがふつうで、大きな画面で見る人を色の広がりに包み込みます。
- 布に染み込むような薄い色の層
薄めた絵の具を下地のない布に染み込ませ、色と布を一体にします。ルイスはこの「染み込ませる」方法で、白い余白に浮かぶような色を描きました。
- 細かな物の描写を省いた色どうしの構成
人や物の形を描かず、色の面どうしの関係で画面を組み立てます。1960年ごろからの作家たちは、神話や宗教などの内容も、個人的な筆の身振りも取り除きました。
カラーフィールドが向いている成果物
広い色面と染み込む色の層を生かし、少量の文字を添えた静かで色彩中心の外観にできる。
カラーフィールドとは
カラーフィールド・ペインティングは、1950〜60年代に現れた抽象絵画の形式です。ほぼ平らな単色の広い面を特徴とし、強い明暗の対比や、決まった焦点を持たないのがふつうです。この呼び名は、もともと1950年ごろからのマーク・ロスコ、バーネット・ニューマン、クリフォード・スティルという、3人のアメリカの抽象表現主義の画家の作品に使われました。
ロスコらは、単純化した大画面に、色が主役の絵を描きました。その動機はおおむね思索的で、絵の手段を単純にして、根源的な力を生もうとしました。作品は当時としては巨大で、比較的狭い空間で向き合うことで、見る人が作品に包まれるように考えられていました。
1960年ごろからは、ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランドらの作品に、より純粋に抽象的なカラーフィールドが現れました。彼らは、抽象表現主義の感情的・神話的・宗教的な内容と、個人的な身振りによる塗り方を取り除きました。ルイスは、下地を塗っていないキャンバスに、薄めたアクリル絵の具を「染み込ませる」方法を生み、白い余白に浮かぶ色を描きました。
1964年には批評家クレメント・グリーンバーグが、この傾向に連なる31人の展覧会をロサンゼルス・カウンティ美術館で企画し、「ポスト・ペインタリー・アブストラクション」と名付けました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 大きな色の面が画面の広い範囲を占めている
- 薄い色が布に染み込んだように見える
- 物の形を描かず、色どうしの関係で画面ができている
これらのいくつかが揃っていると、カラーフィールドの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「カラーフィールド」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Morris Louis Now: An American Master Revisited(新しいタブで開きます)Hirshhorn Museum and Sculpture Garden
- Relative(新しいタブで開きます)National Gallery of Art
- Colour field painting(新しいタブで開きます)Tate
- Color Field painting (Art terms)(新しいタブで開きます)The Museum of Modern Art
- Abstract Expressionism (Heilbrunn Timeline of Art History)(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art
名称・説明・主な視覚的特徴と「カラーフィールドとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)

