STYLE PROFILE
アンピール様式
Empire Style
古代の意匠と帝政の象徴を、濃い木や金色の金具に重ねた装飾スタイル。

アンピール様式の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#EFE4CC | 文字・構造 | 11.25:1 | 本文の文字にも使える |
#B8974F | 主色 | 5.12:1 | 本文の文字にも使える |
#6D3532 | 補助色 | 1.49:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
アンピール様式のプロンプト例
アンピール様式の雰囲気にしてください。古代ローマやエジプトに由来する意匠、鷲や月桂冠などの象徴的な装飾、濃い木に金色の金具を合わせる仕上げを取り入れてください。
アンピール様式の主な視覚的特徴
- 古代ローマやエジプトに由来する意匠
古代の形や装飾に、エジプトの神殿や墓から写したヘルメス柱やヤシの葉、カリアティードなどの図像を組み合わせます。こうした図像が壁紙や銀器、家具を飾りました。
- 鷲や月桂冠などの象徴的な装飾
蜂や星、鷲、月桂冠で囲んだNの文字など、ナポレオンの帝国の象徴を飾りに使います。名声や勝利の像も多く、芸術全体で体制の権威を示しました。
- 濃い木に金色の金具を合わせる仕上げ
主にキューバやアンティル諸島産のマホガニーを使い、真鍮や金めっきブロンズの飾りを付けます。金細工師ピエール=フィリップ・トミールは、その金具の名手として知られました。
アンピール様式が向いている成果物
濃い木と金色の金具、鷲や月桂冠を主題にし、帝政期の装飾美術を格式のある色と形で紹介できる。
アンピール様式とは
アンピール様式(帝政様式)は、ナポレオンの統治期の名で呼ばれる、後期新古典主義の様式です。総裁政府期や統領政府期を含む、この時代の芸術作品を特徴づけています。ナポレオン1世はフランスの織物や磁器、家具の工房を訪れて生産を励まし、あらゆる芸術が体制を宣伝する役目を担いました。
ルイ16世様式にすでに見られた古代の形と装飾は、ナポレオンの帝国の象徴と混ざり合いました。象徴には、蜂、月桂冠で囲んだNの文字、星、鷲、そしてエジプト遠征から取り入れた異国的な象形文字の模様があります。革命期の征服は、美術や装飾美術にも名声や勝利の像として表されました。
宮廷の建築家シャルル・ペルシエ(1764〜1838年)とピエール・フランソワ・レオナール・フォンテーヌ(1762〜1853年)は、アンピール様式の装飾と家具で最も影響力のあった2人です。2人の『室内装飾集』(1812年)は、この様式の欠かせない手引書になりました。エジプトの要素は、主に考古学者ドミニク・ヴィヴァン・ドゥノンが広め、1802年に出版した旅行記には、神殿や墓から写した図が収められました。
家具はふつうキューバやアンティル諸島産のマホガニーで作られ、神話や歴史に取材した真鍮や金めっきブロンズの飾りが付けられ、全体としては簡素で幾何学的でした。ヨーロッパ各地の宮廷がこの様式を取り入れ、とくにロシアでは定番となりました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 古代やエジプトに由来する形や図像が使われている
- 鷲や月桂冠、Nの文字などの象徴が飾られている
- 濃い色の木に、金色の金具が付いている
これらが揃っていると、アンピール様式の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「アンピール様式」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Empire Style, 1800–1815(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art
- Empire Style, 1800–1815(英語版; Internet Archive copy)(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art
名称・説明・主な視覚的特徴と「アンピール様式とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



