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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

カリフォルニア・ニューウェーブ

California New Wave

写真、文字、幾何学形を重ね、印刷物の平面に奥行きと動きを作る表現です。ここではエイプリル・グレイマンのポスターを代表にします。

カリフォルニア・ニューウェーブのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

カリフォルニア・ニューウェーブの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F0ECDC)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#173C64文字と構造9.50:1本文の文字にも使える
#ECCF34主色1.30:1文字には向かない
#4A8AC2強調色3.10:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

カリフォルニア・ニューウェーブのプロンプト例

カリフォルニア・ニューウェーブでデザインしてください。写真と幾何学形を重ねる構成、斜めの軸を使う動きのある配置、鮮やかな色面と写真の網点の対比を取り入れてください。

カリフォルニア・ニューウェーブの主な視覚的特徴

  1. 写真と幾何学形を重ねる構成

    写真、文字、図形を層のように重ね、平らな紙面に奥行きをつくります。紙面を三次元の空間と見なし、要素を並置するグレイマンの考え方の表れです。

  2. 斜めの軸を使う動きのある配置

    文字や図形を水平・垂直からずらし、斜めの軸に沿って置きます。斜めに組んだ文字は、グレイマンが学んだヴァインガルトの授業でも試されていました。

  3. 鮮やかな色面と写真の網点の対比

    明るい色の平らな面と、印刷の網点が見える写真を並べ、質感の違いを際立たせます。鮮やかな色は、この時代のカリフォルニアのデザインの特徴の一つです。

カリフォルニア・ニューウェーブが向いている成果物

カリフォルニア・ニューウェーブとは

カリフォルニア・ニューウェーブは、アメリカのカリフォルニアで展開したグラフィックデザインの流れです。中心人物のエイプリル・グレイマンは、1976年にロサンゼルスへ移ってスタジオを開き、そこで生まれつつあった「ニューウェーブ」のデザインを率いる存在になりました。

20世紀後半、デザイナーたちは国際様式のモダニズムの厳しい規則に疑問を持ち、ニューヨークのデザイン界から離れたカリフォルニアは前衛的なデザイナーの拠点になりました。彼らは鮮やかな色や重ねた図像を用いるとともに、窮屈なグリッドや控えめな文字から離れて、三次元的な空間を試みました。

グレイマンは1970〜71年にスイスのバーゼルで、ヴォルフガング・ヴァインガルトとアーミン・ホフマンに学びました。ヴァインガルトは、広い字間や斜めに組んだ文字を試し、のちにニューウェーブと呼ばれる方向を学生に示しています。グレイマンは紙面を三次元の空間と見なし、文字や写真を並置しました。写真家ジェイミー・オジャーズと作った1984年ロサンゼルス・オリンピックのポスターは、オリンピック博物館によれば、カリフォルニア・ニューウェーブの様式を思わせる構成です。

1984年にマッキントッシュが登場すると、グレイマンはいち早くデジタルの道具を取り入れました。1986年には、ウォーカー・アート・センター発行の雑誌『デザイン・クォータリー』133号を、取り込んだ自身の姿に画像や文字を重ねたポスターとして作りました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 写真と幾何学形が重ねられている
  • 文字や図形が斜めの軸に沿って配置されている
  • 鮮やかな色面と写真の網点が対比されている

これらが揃っていると、カリフォルニア・ニューウェーブの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「カリフォルニア・ニューウェーブ」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「カリフォルニア・ニューウェーブとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)