STYLE PROFILE
木版画風
Woodcut
彫り残した線と面、彫り取った白い部分の対比で像を描く版画風の表現。

木版画風の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#252521 | 文字と構造 | 12.61:1 | 本文の文字にも使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
木版画風のプロンプト例
木版画風でデザインしてください。削り出したような輪郭と線、インクの面と白い抜きの対比、線や面のまとまりで示す陰影を取り入れてください。
木版画風の主な視覚的特徴
- 削り出したような輪郭と線
線は、周りの木をのみや小刀で彫り取り、浮き上がらせて作ります。刃物で取り去った跡がそのまま形の縁になるため、削り出したような輪郭になります。
- インクの面と白い抜きの対比
版に残した部分は黒く刷られ、彫り取った部分は紙の白として残ります。そのため、図柄はインクの面と白い抜きの組み合わせで成り立ちます。
- 線や面のまとまりで示す陰影
濃淡は、線や面を並べたまとまりで表します。デューラーの『黙示録』の連作の1枚では、横に並べた平行線が暗い背景を作り、手前の人物を浮かび上がらせています。
木版画風が向いている成果物
削り出した線と白い抜きの対比で図像を揃え、工芸や物語の印刷物に手仕事の統一感を与えられる。
木版画風とは
木版画(ウッドカット)は、木の板に図柄を彫って刷る、最も古い版画の技法です。彫った後に残る高い部分にインクを付けて刷る凸版で、彫り取ったくぼみにはインクが付かず、刷り上がりでは白く残ります。版木には、木目が表面に沿うよう板状に切り出した木を使います。
ヨーロッパでは、木版はまず布地への印刷に使われ、15世紀初めに紙へ図像を刷る方法として取り入れられました。ミサ典書や聖書のページ、トランプなどが刷られました。細かな線やハッチングを彫るのは難しかったため、多くの場合、画家が板に描いた下絵を専門の彫師が彫りました。
ドイツの画家アルブレヒト・デューラー(1471〜1528年)は、版画の物語性と表現力を生かした最初期の画家の1人で、木版画を高い芸術の地位に引き上げました。1498年に出版した『黙示録』の連作の1枚では、彫師の優れた技によって、線だけで奥行きの錯覚が作り出されています。
日本では1760年代に多色刷りの木版画が発展しました。1906年には、アンリ・マティスがフォーヴィスム期の色彩豊かな絵画の勢いを、白と黒の木版画に移しています。マティスは図柄の周りの木を刃物で取り去り、線や短い刻み、点を浮き上がらせて残しました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 刃物で削り出したような輪郭と線になっている
- インクの黒い面と白く抜いた部分がはっきり対比している
- 陰影が線や面のまとまりで表されている
これらが揃っていると、木版画風の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「木版画風」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Woodcut(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art
- What is print?(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- Opening of the Four Seals(Albrecht Dürer, Apocalypse, 1498)(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- I. A History of Art — Pressed for Time: Five Centuries of Prints from the May Collection(新しいタブで開きます)Vanderbilt University Libraries(curated with Professor David H. Price)
名称・説明・主な視覚的特徴と「木版画風とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



