STYLE PROFILE
シルエット
Silhouette
対象の内部を一色の面にまとめ、明るい背景との対比で外形を見せる表現。

シルエットの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#17191B | 文字と構造 | 15.19:1 | 本文の文字にも使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
シルエットのプロンプト例
シルエットでデザインしてください。内部の細部を省いた単色の像、背景と対象の強い明暗差、姿を識別できる明瞭な外形を取り入れてください。
シルエットの主な視覚的特徴
- 内部の細部を省いた単色の像
輪郭の内側を黒や暗い色で塗りつぶし、顔立ちや衣服の細部を見せません。紙から切り抜いた肖像も、内部を一色の面として表します。
- 背景と対象の強い明暗差
暗い像を明るい地に置き、強い対比で形を浮かび上がらせます。写真では、明るい空に露出を合わせ、逆光の被写体を暗く写します。
- 姿を識別できる明瞭な外形
手がかりが輪郭だけに絞られるため、外形の向きや切り方が姿の見分けやすさを左右します。肖像のシルエットは、多くが横顔で表されます。
シルエットが向いている成果物
細部を省いた外形と背景の明暗差で、人物の動作や物の特徴を遠目や小さな表示でも伝えられる。
シルエットとは
シルエットは、横顔や影の形の内側を、黒や暗い色で塗りつぶした肖像です。紙から切り抜いて対照的な色の地に貼った肖像を指し、広い意味では、内部の細部を見せずに対照的な背景に置いた像も指します。
18世紀には、切り紙の絵は「シェード」、肖像の場合は「プロファイル」と呼ばれていました。シルエットという名前は、フランスの財務大臣エティエンヌ・ド・シルエット(1709〜1767年)にちなみます。ヨーロッパでは、18世紀後半から19世紀初めにかけて広く用いられた技法です。
当時は、シルエットを切り抜くことが人気の趣味でした。1770年代からは職業画家が、安く早く作れる小さな肖像として制作するようになります。モデルが座る時間は5分もかからず、元の像から正確な写しをいくつも作れました。イザベラ・ビーサムは、早くから人気を得た職業のシルエット作家の1人です。アメリカでも18〜19世紀に、正確で安く、手軽に送れる肖像として好まれました。黒い紙から切り抜いて白い地に貼るものや、明るい色の紙の中央から横顔を切り抜き、暗い地に重ねるものがありました。
写真が広まった19世紀半ばには流行が去りましたが、その影響は、カラ・ウォーカーら現代の作家の作品にも見られます。シルエットは、夕日などの明るい背景を背に、被写体を暗く写す写真でも作られます。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 人物や物の内側が一色で塗りつぶされている
- 背景と像の明暗の差が大きい
- 輪郭だけで何の姿か分かる
これらが揃っていると、シルエットの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「シルエット」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Create contrast with silhouette portrait photography.(新しいタブで開きます)Adobe
- Silhouette(Glossary of art terms、Internet Archive保存版)(新しいタブで開きます)National Portrait Gallery, London
- silhouettes(Art & Architecture Thesaurus)(新しいタブで開きます)Getty Research Institute
- Neither printed, painted, nor drawn...(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- Portrait miniatures: other types of small portraiture(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- Q and Art: Silhouettes(新しいタブで開きます)Smithsonian American Art Museum
名称・説明・主な視覚的特徴と「シルエットとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



