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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

コピー機風

Photocopy

コピー機のトナーや複写の不完全さを見た目に使う表現です。ここではゼロックスの機材を用いた実験作品に見られる、粉っぽさや像の途切れを代表にします。

コピー機風のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

コピー機風の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#EEECE5)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#242525文字と構造13.00:1本文の文字にも使える
#858783主色3.06:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

コピー機風のプロンプト例

コピー機風でデザインしてください。トナーの粉のような細かな濃淡、輪郭がぼやけたり途切れたりする像、紙送りの乱れのように反復するずれを取り入れてください。

コピー機風の主な視覚的特徴

  1. トナーの粉のような細かな濃淡

    トナーは乾いた粉で、付き方によって濃い所と薄い所ができます。ウィッテンの作品では、わずかな動きでも粉が散り、偶然の跡やしみが生まれました。

  2. 輪郭がぼやけたり途切れたりする像

    デルフィネールが紹介するゼログラフィーの作品は白黒で、細部の再現がおおまかになりがちです。コピーを重ねるほど像は崩れ、輪郭がぼやけたり途切れたりします。

  3. 紙送りの乱れのように反復するずれ

    同じ原稿を何度でも写せる複写機の性質を生かし、同じ像を少しずつずらして並べます。機械的な繰り返しの中に、一枚ごとの小さな違いが混じります。

コピー機風が向いている成果物

  • トナーの粉っぽさと像の途切れ、複写のずれを文字や画像に揃え、自主制作らしい粗い告知を作れる。

コピー機風とは

コピー機風は、複写機で写した画像の見た目を取り入れる表現です。複写機は、文書などの平らな原稿を多くは原寸で写す機械で、20世紀半ば以降の複写はおもにゼログラフィーを指します。ゼログラフィーは、露光後に残る静電気の像にトナーを付けて現像する、乾式の複写方法です。

複写機の技術で作る美術作品は、コピー・アートと呼ばれます。美術史家のジュディット・デルフィネールによれば、1960年代半ばから、一部の作家、とくに女性の作家たちがゼログラフィーを探究に使いました。その画像は白黒で、細部の再現はおおまかになりがちです。

1970年には、ソニア・ランディ・シェリダンがシカゴ美術館附属美術大学に研究課程「ジェネレーティブ・システムズ」を設けました。パティ・ヒルは1970年代初めにこの方法を始め、IBMの複写機で身の回りの物を写しました。ティム・ウルリッヒスは1967年、コピーのコピーを100世代重ねて像が劣化していく現象を試しました。

ジャック・ウィッテンは、1974年にゼロックス社で芸術家として滞在した後、複写機のトナーで実験を始めました。平らなスクレーパーでトナーを紙に直接のせ、熱ランプで定着させる方法です。ニューヨーク近代美術館(MoMA)は、こうした作品が、すべて手作業で作られながら技術的な画像に似ていると説明しています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • トナーの粉のような細かな濃淡がある
  • 輪郭がぼやけたり、途切れたりしている
  • 同じ像が、ずれながら繰り返されている

これらのいくつかが揃っていると、コピー機風の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「コピー機風」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「コピー機風とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)