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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ペーパーカット

Paper Cutting

紙を切り抜いた輪郭と面の重なりを生かし、平面や小さな舞台のように構成する表現。

ペーパーカットのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ペーパーカットの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F2E8D8)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#263D3D文字と構造9.52:1本文の文字にも使える
#4F8274主色3.62:1大きな文字や図形なら使える
#C36D55強調色3.06:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ペーパーカットのプロンプト例

ペーパーカットでデザインしてください。紙を切り抜いた明瞭な輪郭、抜いた部分と残した部分の対比、紙面の重なりで表す奥行きを取り入れてください。

ペーパーカットの主な視覚的特徴

  1. 紙を切り抜いた明瞭な輪郭

    はさみや刃物で紙を切り抜くため、形の縁が鋭い輪郭になります。シルエットの肖像では、内側を描き込まず、地と対比させた輪郭だけで人物を表します。

  2. 抜いた部分と残した部分の対比

    紙を切り取った部分と残した部分で、模様や形を作ります。シルエットには、明るい紙から横顔を抜いて暗い地に重ねる方法と、黒い紙から切った横顔を白い地に貼る方法があります。

  3. 紙面の重なりで表す奥行き

    切り抜いた紙を前後に何層も並べると、平らな紙だけで奥行きのある場面を作れます。1825年に出版されたある覗き絵では、手前の木の枝越しに田園が広がり、奥の板の屋敷へと目が導かれます。

ペーパーカットが向いている成果物

ペーパーカットとは

ペーパーカットは、紙を切り抜いて形を作り、その輪郭や重なりを生かす表現です。ゲッティ研究所の美術・建築用語集(AAT)は、紙の切り抜き作品を、はさみで紙の内側や縁から小さな部分を取り除いて作る図案や模様、像と説明しています。

中国の切り紙(剪紙)は、2009年にユネスコの無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。中国全土のさまざまな民族に見られ、主に女性によって母から娘へ受け継がれてきました。紙は切るほか、のみで彫ることもあり、窓や寝台、天井の飾り、結婚式などの祝いごと、雨乞いや魔よけの祈りに使われます。

18世紀後半には、顔の影の輪郭を切り抜いて作る肖像が人気を集めました。ルイ15世の財務総監エティエンヌ・ド・シルエットの名から、シルエットと呼ばれます。アメリカでは、正確で安く、早く作れることから18〜19世紀に好まれましたが、19世紀半ばに写真が広まると廃れました。それでもスミソニアン・アメリカ美術館は、装飾美術や、カラ・ウォーカーら現代の作家の作品に、今もその影響が見られるとしています。

切り抜いた紙を前後に重ねる使い方もあります。紙の覗き絵(ピープショー)は、何層もの紙の板が奥行きの錯覚を生み、小さな世界を見せるもので、1820年代にまずドイツとオーストリアで、主にみやげ物として現れました。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)は、覗き絵などの光学玩具を400点以上所蔵しています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 紙を切り抜いた輪郭がはっきりしている
  • 切り抜いた部分と残した部分が対比されている
  • 紙を重ねて奥行きを表している

これらのいくつかが揃っていると、ペーパーカットの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ペーパーカット」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ペーパーカットとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)