本文へ移動
DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ヘリンボーン

Herringbone

別名:杉綾

斜めの織り目を左右に切り替え、魚の骨のような細かな山形を作る表面です。

ヘリンボーンのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ヘリンボーンの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#E5E0D5)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#444947文字と構造6.96:1本文の文字にも使える
#93958E主な装飾2.30:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ヘリンボーンのプロンプト例

ヘリンボーンでデザインしてください。左右に向きを変える細かな綾目を並べ、折り返しに切れ目のある魚骨状の模様にしてください。

ヘリンボーンの主な視覚的特徴

  1. 右上がりと左上がりの綾目

    右綾と左綾を数本ずつ交互に並べるため、斜めの線が列ごとに向きを変えます。こうして、魚の骨のような山形の列が生まれます。

  2. 折り返し部分に切れ目のある山形

    綾目の向きが変わる境目で線がずれるため、山の頂点がぴたりとはつながりません。頂点がつながる山形綾(ポインテッド・ツイル)と、間違えられることがあります。

  3. 細かな織り方向による陰影

    2色を使ったツイードなどでは、斜めの細かな織り目が濃淡となって現れます。遠目には落ち着いた面に見え、近づくと山形の織り目が分かります。

ヘリンボーンが向いている成果物

  • 織り方向による細かな山形と陰影で、色を増やさずに布のような落ち着いた質感を添えられる。

ヘリンボーンとは

ヘリンボーンは、斜めの綾目の向きを途中で反対に切り替え、山形を連続させた織物とその柄です。英語でニシンの骨を意味し、織模様がニシンの骨の形に似ていることから名付けられました。日本では杉綾、綾杉とも呼ばれます。

綾織は、経糸と緯糸を2本以上ずつ組み合わせて、布面に斜めのうねを出す織り方です。ヘリンボーンは破れ斜文(ブロークン・ツイル)の一種で、右綾を数本織った後に左綾を数本続けます。基本的な柄は、2/2の綾を山形に連続して組み合わせたものです。

もとは毛織物ですが、綿や絹、化学繊維でも作られます。紳士・婦人のオーバーやスーツの生地に使われ、白と黒、白と茶など2色を使ったツイードなどの毛織物に多く見られます。ファッション工科大学(FIT)の美術館の用語集は、紳士服のスーツやコートで最も人気のある織りの1つに挙げています。

スコットランドのボーダー地方では、黒と白の格子だったツイードの柄が、ディストリクト・チェックやヘリンボーンなどの柄へ発展しました。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館には、1974年ごろにイタリアのブガッティがデザインした、伝統的なヘリンボーンを大きく拡大した黒と白のスーツがあります。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 右上がりと左上がりの綾目が交互に並んでいる
  • 山形の折り返し部分に切れ目がある
  • 近くで見ると細かな斜めの織り目が見える

これらが揃っていると、ヘリンボーンの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ヘリンボーン」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ヘリンボーンとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)