STYLE PROFILE
絞り染め
Shibori
別名:シボリ
布を括る、折るなどして染まらない部分を作り、にじみのある繰り返しを生む表現です。

絞り染めの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#243D69 | 文字と構造 | 9.18:1 | 本文の文字にも使える |
#809AB7 | 主な装飾 | 2.47:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
絞り染めのプロンプト例
絞り染めでデザインしてください。括りや折りで残った小さな染め分けを反復し、境界に柔らかなにじみを残してください。
絞り染めの主な視覚的特徴
- 括りや折りによる染め分け
布をつまんで糸で括ったり、畳んで板で挟んだりして、圧力で染料が入らない部分を作ります。その部分が地色のまま残り、模様になります。
- 輪郭ににじみが残る模様
締め方が弱いと色が漏れるように、締める強さで染料の入り方が変わります。輪郭にはにじみやかすれが残り、これが絞り特有の美しさになります。
- 小さな模様や線の反復
小さな粒を一つずつ括ってそろえたり、縫い締めで線を作ったりして、同じ形を繰り返します。総匹田では、小さな枡形が斜めに整然と並びます。
絞り染めが向いている成果物
括りや折りによる染め分けとにじみの反復を面に広げ、布の柔らかさと手仕事の表情を出せる。
絞り染めとは
絞り染めは、布をつまんだり畳んだりして糸で縛り、縫い締めたり木片で挟んだりして、染料がしみ込まない部分を作って染める技法です。蝋や糊を付けて防ぐ方法に対して、圧力で防ぐ染め方といえます。古くから世界各地で行われ、インド、中国、ペルー、インドネシア、アフリカ、日本などで特に発達しました。
工程は、生地に下絵を描いて模様を括り、染料に浸して染め、水洗いして乾かしてから糸を解くという順に進みます。手法には、縫い絞、筋絞、蜘蛛絞、巻上げ絞、三浦絞、鹿の子絞、嵐絞、桶絞、板締絞など多くの種類があります。
日本に現存する最も古い絞り染めは、正倉院の裂に含まれる数種の纐纈です。括り絞りのほかに、簡単な縫い締め絞りや、折り畳んだ裂を木片で挟んで染めた板締め風のものもあります。
日本の絞り染めが大きく発展したのは室町時代以後で、日本大百科全書は、その初期の代表的なものを辻が花染めとしています。江戸時代には小袖全体を鹿の子絞りで埋める総匹田絞りが流行しましたが、1683年(天和3年)の奢侈禁令で禁止されました。のちに、京都では精細な匹田絞りを中心とする高級品が、尾張の有松・鳴海地方では藍染めの木綿の浴衣地が作られ、街道で旅人に売られました。有松・鳴海絞は、国の伝統的工芸品に指定されています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 括りや折りによって染め分けられている
- 模様の輪郭ににじみが残っている
- 小さな模様や線が繰り返されている
これらが揃っていると、絞り染めの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「絞り染め」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- The Shibori of the Japan — Arimatsu Narumi Shibori(新しいタブで開きます)Fashion Institute of Technology
- Various Shibori Techniques(新しいタブで開きます)Kyoto Shibori Museum
- 絞り染め/絞染(精選版 日本国語大辞典・改訂新版 世界大百科事典・日本大百科全書・百科事典マイペディア)(新しいタブで開きます)コトバンク(小学館・平凡社)
- 有松絞(デジタル大辞泉・デジタル大辞泉プラス)(新しいタブで開きます)コトバンク(小学館)
名称・説明・主な視覚的特徴と「絞り染めとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



