STYLE PROFILE
メタボリズム
Metabolism
大きな骨格に小さな単位を取り付け、増殖や交換を感じさせる建築表現。

メタボリズムの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#303E48 | 文字・線 | 8.66:1 | 本文の文字にも使える |
#8A969C | 主色 | 2.38:1 | 文字には向かない |
#C19D58 | 補助色 | 2.00:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
メタボリズムのプロンプト例
メタボリズム風に、都市規模の大きな構造体、骨格へ接続するカプセル状の単位、同じ部材を反復する構成を取り入れてください。
メタボリズムの主な視覚的特徴
- 都市規模の大きな構造体
東京湾を横断する海上都市のように、建築を都市の大きさで構想します。都市のスケールで建築を考えた丹下健三が、運動の誕生に大きな影響を与えました。
- 骨格へ接続するカプセル状の単位
中銀カプセルタワービルでは、コンクリートと鋼の塔に、設備を備えた小さなカプセルを取り付けました。カプセルだけを取り替えて、建物全体を長く使うという考え方によるものです。
- 同じ部材を反復する構成
繰り返しつくれる住戸の単位や、工場でつくった部品を組み合わせて全体を構成します。エキスポタワーでは、鋳造アルミのパネルを球形の継手でつなぎました。
メタボリズムが向いている成果物
大きな骨格へカプセル状の単位を取り付けた姿を描き、都市の増殖や交換可能性という題材を視覚化できる。
メタボリズムとは
メタボリズムは、1960年代の日本で、未来の都市像を描いた建築家たちが展開した建築運動です。名称は生物学の用語で「新陳代謝」を意味し、姿を変えながら増殖していく建築や都市を思い描いたものです。1960年のマニフェスト『METABOLISM/1960 - 都市への提案』で、未来都市の構想が発表されました。
中心にあるのは、建築や都市が成長し、社会の変化に合わせて変われるようにするという考え方です。菊竹清訓は、繰り返しつくれる住戸の単位によって、建築や都市を再生させる考えを示しました。
運動の中心は、丹下健三に強い影響を受けた黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦らです。丹下らの《東京計画1960》は、東京湾を横断する海上都市を構想しました。黒川の中銀カプセルタワービルは、1972年から2022年まで東京・銀座にあり、コンクリートと鋼の2つの塔に140のカプセルを備えていました。カプセルを25〜35年ごとに取り替える構想は、実現しませんでした。
メタボリズムは「環境」をキーワードに、デザインや美術とも深く関わりました。1970年の大阪万博では、菊竹が高さ127メートルのエキスポタワーを手がけました。万博以降、丹下をはじめとする建築家たちは、海外へ活躍の場を広げました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 都市の規模で考えられた大きな構造体がある
- 中心の骨格に、カプセル状の単位が取り付けられている
- 同じ形の部材が繰り返し使われている
これらのいくつかが揃っていると、メタボリズムの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「メタボリズム」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- About the Exhibition | METABOLISM: THE CITY OF THE FUTURE(新しいタブで開きます)森美術館
- Era of Metabolism — Exhibition Guide(新しいタブで開きます)森美術館
- MoMA Opens an Exhibition Dedicated to the 50-Year Lifespan of the Nakagin Capsule Tower (press release)(新しいタブで開きます)The Museum of Modern Art
- Nakagin and Kiyotomo: Architectural Icons from Tokyo, 1970s–1980s(新しいタブで開きます)M+
- Architectural panel, Expo Tower (1968-1970), World Expo, Osaka, Japan(新しいタブで開きます)M+
- 展覧会概要|メタボリズムの未来都市展(新しいタブで開きます)森美術館
名称・説明・主な視覚的特徴と「メタボリズムとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



