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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

リーニュ・クレール

Ligne Claire

太さのそろった輪郭線と均一な色面を使う漫画表現です。陰影やハッチングを抑え、人物も背景もはっきり読める形にします。

リーニュ・クレールのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

リーニュ・クレールの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F7F2DD)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#272B2F文字と構造12.69:1本文の文字にも使える
#70AFC9主色2.15:1文字には向かない
#D66049強調色3.32:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

リーニュ・クレールのプロンプト例

リーニュ・クレールでデザインしてください。太さが比較的そろった黒い輪郭線、陰影を付けない均一な色面、ハッチングを抑えた明快な形を取り入れてください。

リーニュ・クレールの主な視覚的特徴

  1. 太さが比較的そろった黒い輪郭線

    人物も背景も、太さが比較的そろった黒い線で輪郭を描きます。人物と周りの風景を同じ精密さで描くため、画面全体がはっきり読み取れます。

  2. 陰影を付けない均一な色面

    色は、陰影やぼかしを付けない均一な平らな面で塗ります。線で区切られた色面がそのまま形を示し、明るく見分けやすい画面になります。

  3. ハッチングを抑えた明快な形

    細い線を重ねるハッチングをふつうは使わず、動きを示す線などの効果も抑えます。バーゼル漫画博物館によると、エルジェは細部をあえて省くことで、絵をいっそう明快にしました。

リーニュ・クレールが向いている成果物

リーニュ・クレールとは

リーニュ・クレールはフランス語で「明快な線」を意味し、ベルギーの漫画家エルジェの『タンタンの冒険』に代表される漫画の描き方です。デンマークの百科事典Lexは、エルジェがこのシリーズで洗練させ、体系づけたヨーロッパの漫画の様式と説明しています。

名付けたのは、オランダの漫画家ヨースト・スワルテです。エルジェ美術館の資料によると、ロッテルダム芸術財団が開いたエルジェの展覧会に参加したスワルテは、自分の出品に「デ・クラーレ・レイン(明快な線)」と題しました。この言葉は広く使われるようになり、太さの比較的そろった黒い輪郭線と、陰影やぼかしのない均一な色で描き、ふつうはハッチングを使わない描き方を指します。背景はとても写実的に描かれます。

同じ資料は、その起源を、エルジェ自身が初期に深い影響を受けたと認めたフランスのバンジャマン・ラビエとアラン・サントガン、アメリカのジョージ・マクマナスにたどっています。この流派には、エルジェ・スタジオで長く働いたジャック・マルタンやボブ・ド・ムーア、ウィリー・ヴァンデルステーン、イヴ・シャランらが数えられます。Lexによると、1960年代には一部で伝統的で静的だと見られ始めましたが、1970〜80年代に、しばしば皮肉を込めたポストモダンな形で復活しました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 黒い輪郭線の太さが比較的そろっている
  • 色が陰影のない均一な面で塗られている
  • ハッチングがほとんど使われていない

これらが揃っていると、リーニュ・クレールの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「リーニュ・クレール」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「リーニュ・クレールとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)