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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

手描き風

Hand-drawn

人が手で線を引き、塗り重ねたような表情を残す表現です。ここでは線の揺れや塗りの跡を見せる描き方を扱います。

手描き風のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

手描き風の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F1EBDD)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#3F4649文字と構造8.09:1本文の文字にも使える
#7197A0主色2.66:1文字には向かない
#D4AD77強調色1.75:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

手描き風のプロンプト例

手描き風でデザインしてください。少し揺れや変化のある線、線を往復させて塗ったような面、線の重なりや塗り残しを見せる仕上げを取り入れてください。

手描き風の主な視覚的特徴

  1. 少し揺れや変化のある線

    定規で引いたような均一な線ではなく、わずかに曲がったり太さが変わったりする線で描きます。Rough.jsでは、線の粗さや曲がり具合を数値で調整できます。

  2. 線を往復させて塗ったような面

    面を均一に塗りつぶさず、ジグザグに往復する線や平行な線を重ねて塗ります。マーカーやクロスハッチングで塗ったような手触りが生まれます。

  3. 線の重なりや塗り残しを見せる仕上げ

    線が輪郭からはみ出したり重なったり、すき間が残ったりした跡を消さずに残します。こうした跡が、描き手の手の動きを感じさせます。

手描き風が向いている成果物

手描き風とは

手描き風は、人が手で線を引き、塗ったような跡を残すイラストの表現です。美術の分類では、粗く、習作よりも仕上げの少ない作品をスケッチと呼びます。手描き風は、こうした仕上げ切らない線の表情を、完成した絵の中で生かします。

紙に描いたスケッチを使う場合は、画像を取り込み、ベクター形式の図形や線に変換してなぞる方法があります。デジタルで直接描く場合は、鉛筆ツールやブラシツールが、表情のある自由な線に向いています。

ソフトウェアには、手描きの見た目を再現する機能もあります。動画編集ソフトAfter Effectsのスクリブル(落書き)効果は、ジグザグに往復する1本の線で形を塗り、マーカーやクロスハッチングのような塗りを作ります。図形を描くライブラリーRough.jsは、線の粗さや曲がり具合を数値で指定でき、スケッチ風の平行線で面を埋めます。

建築の分野には、手描き風の画像の受け止め方を調べた研究があります。1996年に発表された、建築家54人を対象とする研究では、CADを使う回答者の53%が、最初の案を施主に見せる方法として鉛筆画風の画像を選びました。案がまだ途中であることがよく伝わる、というのが主な理由です。一方、最終案の提示に選んだ人は8%にとどまりました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 線に少し揺れや太さの変化がある
  • 面が往復する線や平行な線で塗られている
  • 線の重なりやはみ出し、塗り残しが見える

これらのいくつかが揃っていると、手描き風の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「手描き風」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「手描き風とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)