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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

フィルム・ノワール

Film Noir

影と強い明暗差で、緊張感のある場面を作る映画由来の表現です。ここでは白黒の古典的な作品を代表にします。

フィルム・ノワールのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

フィルム・ノワールの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#171A1D)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#ECEDEA文字と構造14.86:1本文の文字にも使える
#697175主色3.51:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

フィルム・ノワールのプロンプト例

フィルム・ノワールでデザインしてください。白黒の強い明暗差、人物や空間を覆う深い影、人物をシルエットとして浮かび上がらせる構図を取り入れてください。

フィルム・ノワールの主な視覚的特徴

  1. 白黒の強い明暗差

    白黒の画面で、明るい部分と暗い部分をはっきり分けます。英国映画協会の記事は、《望郷》(1937年)の強い明暗の使い方が、ノワールの美学を集約していると評しています。

  2. 人物や空間を覆う深い影

    人物や空間の多くを影に沈めます。暗さと光の帯が交互に現れる表現はノワールの代表的なモチーフとされ、《密告》(1943年)では、明暗と影が恐れと疑いに満ちた雰囲気を強めています。

  3. 人物をシルエットとして浮かび上がらせる構図

    人物を暗い輪郭として、明るい背景から浮かび上がらせます。《いぬ》(1962年)の冒頭では、帽子とトレンチコートの男が、白黒撮影の中でシルエットになって地下道を歩きます。

フィルム・ノワールが向いている成果物

フィルム・ノワールとは

フィルム・ノワールは、もともとは、1941年ごろから1950年代の終わりごろまでアメリカで作られた、冷笑的なスリラー映画の一群を指す呼び名でした。フランス語で「黒い映画」を意味し、1946年にフランスの批評家ニーノ・フランクが、「セリ・ノワール」の小説から言葉を借りて、初めて使いました。

辛辣な会話、格子状の影、込み入った筋書きとゆがんだ人物が、この時期の作品を特徴づけました。多くの作品では、裏切る女性(ファム・ファタール)が、疑うことを知らない男性をだまします。

ビリー・ワイルダー監督の《深夜の告白》(1944年)は、同じ年の作品群とともに、この新しい流れを決定づけました。第二次世界大戦後にこれらを見たフランスの批評家が、初めて「フィルム・ノワール」と呼んだのです。オーソン・ウェルズの《黒い罠》(1958年)は、最初の時期の最後の作品の一つとされます。

フランスでも、1930年代から70年代にかけて、多くの犯罪映画の名作が独自のノワールとして作られました。ノワールの様式はイギリスやフランスなど世界に広がり、1970〜80年代やその後にも戻ってきましたが、70年代の作品はカラーで撮られていました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 白黒の画面で、明暗の差が強い
  • 人物や部屋の大部分が深い影に沈んでいる
  • 人物が暗い輪郭(シルエット)として浮かび上がっている

これらのいくつかが揃っていると、フィルム・ノワールの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「フィルム・ノワール」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「フィルム・ノワールとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)