STYLE PROFILE
スチームパンク
Steampunk
古い機械や手仕事の装飾を使って、実在しなかった技術世界を作る表現です。

スチームパンクの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#3A3029 | 文字と構造 | 7.79:1 | 本文の文字にも使える |
#AB8548 | 主な装飾 | 2.06:1 | 文字には向かない |
#775640 | 補助の装飾 | 3.99:1 | 大きな文字や図形なら使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
スチームパンクのプロンプト例
スチームパンクでデザインしてください。真鍮、木、革を使い、歯車や配管が見える架空の機械へ細かな装飾を加えてください。
スチームパンクの主な視覚的特徴
- 真鍮、木、革などの素材の組み合わせ
磨いた木、削り出した真鍮、留め金付きの革を組み合わせます。つるりとした外装をはがしたパソコンを、クルミ材やマホガニー、真鍮で包み直す例もあります。
- 歯車や配管、レバーを見せる構造
レバーや歯車、弁、配管を隠さず、構造そのものを見せます。働きを見せることで、何をする道具かが一目でわかる製品に戻したいと語る作家もいます。
- 細かな装飾を持つ架空の機械
展覧会の評論は、展示された装置を、実際には測定も操作も行わない「作り物」と呼びました。そのうえで、仕組みを働きのためでなく、それ自体を象徴として見せる表現だと論じています。
スチームパンクが向いている成果物
真鍮、木、革と歯車や配管を組み合わせ、架空の機械世界を素材と構造から伝えられる。
スチームパンクとは
スチームパンクという言葉は、作家のK・W・ジーターが1987年4月に雑誌『ローカス』へ送った手紙で、「サイバーパンク」になぞらえて作りました。もとはSFの一分野を指し、物語は19世紀を背景にした別の歴史の中で進みます。その舞台の多くは、発明品であふれたヴィクトリア朝・エドワード朝のイギリスです。
オックスフォード大学科学史博物館の紙面は、スチームパンクはヴィクトリア朝の技術の美学に根ざしつつ、失われた過去をなつかしんで再現するものではないと説明しています。実現しなかったヴィクトリア朝の未来を思い描き、仕組みの巧みさとばかばかしさ、作る喜びを楽しむ表現だとも述べています。
同館は2009年10月13日から2010年2月21日まで、スチームパンク美術の展覧会を開き、世界各地の18人の作品を紹介しました。同館はこれを、スチームパンク美術を扱った世界初の博物館展としています。企画はアート・ドノヴァンで、別室には、スチームパンクに着想を与えるような本物の古い品々も並べました。
SF事典によると、この言葉は1987年の造語から20年後、若い世代の間でより広い意味で使われ始めました。2008年までには専門の大会が開かれ、2007年ごろには、真鍮枠のゴーグルやぜんまい仕掛けの部品といった装身具を合わせる服装の様式も指すようになりました。この美学は、美術品や絵画にも取り入れられました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 真鍮、木、革などの素材が組み合わされている
- 歯車や配管、レバーが外から見える
- 細かな装飾を持つ架空の機械として作られている
これらのいくつかが揃っていると、スチームパンクの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「スチームパンク」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Broad Sheet No. 9 — Steampunk(新しいタブで開きます)Museum of the History of Science, University of Oxford
- Steampunk(2009〜2010年の展覧会のアーカイブ)(新しいタブで開きます)History of Science Museum, University of Oxford(旧 Museum of the History of Science)
- Steampunk(新しいタブで開きます)The Encyclopedia of Science Fiction (SFE), John Clute & David Langford
名称・説明・主な視覚的特徴と「スチームパンクとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



