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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ブロケード

Brocade

色糸や金属糸の柄が、滑らかな地から浮き上がって見える装飾織物の表現です。

ブロケードのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ブロケードの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#33223E)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#F3E8CC文字と構造11.96:1本文の文字にも使える
#B9A15C主な装飾5.77:1本文の文字にも使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ブロケードのプロンプト例

ブロケードでデザインしてください。滑らかな地に装飾的な織り柄を浮かせ、金属糸の細かな輝きを添えてください。

ブロケードの主な視覚的特徴

  1. 地より浮いて見える織り柄

    文様を作る色糸は、地の組織とは別に文様の部分にだけ織り込まれます。文様の部分では緯糸が表に浮くため、模様が地の上に重なって見えます。

  2. 金属糸を使う場合の細かな輝き

    金や銀の糸を織り込んだものでは、文様の部分がきらめきます。金属糸は高価で、1750年ごろにスピタルフィールズで織られたある絹は、金めっきした銀の糸を多く使っているため、比較的高価なものだったと考えられています。

  3. 繰り返す大きな文様と縁取り

    大きな文様を布の幅の中で繰り返し並べることがあります。1855年ごろのインドの腰布(ルンギー)では、両端と両脇に植物の文様の縁取りが織られています。

ブロケードが向いている成果物

  • 地から浮く大きな文様と金属糸の細かな輝きを使い、名称の周囲に豪華な織物を思わせる面を作れる。

ブロケードとは

ブロケードは、色糸や金銀糸を使い、地から浮き出るような文様を表した紋織物です。語源はラテン語のbrocare(模様で飾る)とされ、日本の錦や金襴などにあたります。この語は特定の組織だけでなく、豪華な文様を表した織物の総称としても使われます。

文様を作る色の緯糸は、地を織る緯糸とは別に加えられ、文様の部分にだけ織り込まれます。このため、ごく小さな部分にも別の色を入れることができます。使わない部分の色糸は布の裏に長く渡るので、ほかの多色の織物より少し厚くなります。織るには、二人の織り手が上下で操作する空引機(ドローラム)という複雑な織機が使われました。

こうした紋織物は、16世紀ごろからイランのサファヴィー朝、オスマン帝国、フランス、イタリア、スペインなどで盛んに作られました。18世紀には、フランスのリヨンやロンドンのスピタルフィールズで、草花の文様を織り出した絹のブロケードが作られています。リヨンで1735〜40年ごろに織られたとみられる一枚は、13色の絹糸と銀糸で文様を表しています。スピタルフィールズでは、裕福な人々が、ときに高価な金属糸で飾った柄物の絹を、衣服や家具のために買いました。

一般に地が厚く装飾的で、家具やカーテンなどの室内装飾や衣服に使われてきました。多くはジャカード機で織られます。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 文様が地から少し浮き上がって見える
  • 色糸や金属糸が、文様の部分に使われている
  • 大きな文様が繰り返され、縁に別の文様帯がある

これらのいくつかが揃っていると、ブロケードの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ブロケード」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ブロケードとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)