STYLE PROFILE
ラバースタンプ風
Rubber Stamp
ゴム版を押したときの濃淡や欠けを取り入れる表現です。同じ図柄でも一押しごとに少し変わる、手作業の跡を見せます。

ラバースタンプ風の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#333C39 | 文字と構造 | 9.29:1 | 本文の文字にも使える |
#A25243 | 主色 | 4.48:1 | 大きな文字や図形なら使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
ラバースタンプ風のプロンプト例
ラバースタンプ風でデザインしてください。インク量による濃淡のむら、押し損ねたような欠け、同じ図柄を押し重ねた形を取り入れてください。
ラバースタンプ風の主な視覚的特徴
- インク量による濃淡のむら
印面はパッドに押し当ててインクを付けるため、付いたインクの量で押した跡の濃さが変わります。一押しの中にも、濃い所と薄い所が混じります。
- 押し損ねたような欠け
手で押すため、力のかかり方が均一でないと、図柄の一部が紙に写らずに欠けます。その欠けが、手作業で押した跡として見えます。
- 同じ図柄を押し重ねた形
1つの印を何度も押して、図柄を並べたり重ねたりします。ウォーホルも手作りのゴム印で、繰り返しの模様や記号を作りました。
ラバースタンプ風が向いている成果物
インクのむらや欠けを伴う図柄を押し重ね、短い名称や案内に手作業の温もりを添えられる。
ラバースタンプ風とは
ラバースタンプ風は、ゴム印(ラバースタンプ)を押した跡の見た目を生かす表現です。ラバースタンプは、ゴムの印面をインクを含ませたパッドに押し当てて色を付け、手で押して写す道具です。美術では、ゴム印で作った作品をラバースタンプ・アートと呼びます。
アンディ・ウォーホルは手作りのゴム印を使い、商業作品や一部の絵画で、繰り返しの模様や記号を作りました。1950年代に多くの企業から商品の挿絵を頼まれたときには、ゴム印を押す方法と、インクを写し取る線の技法をよく組み合わせました。印の図柄には、鳥やチョウ、果物、星、花といった自然の形がありました。
メール・アートは、作家たちが美術の機関や画廊に代わる仕組みとして作った郵便による交流で、アメリカのレイ・ジョンソンが始めたとされることが多い動きです。その郵便のやりとりは、ゴム印を使い、作り出す機会にもなりました。ゴム印によって、作家たちはお役所の手続きをもじることができました。1974年には、エルヴェ・フィシェールがこの現象を一覧にしようと選集を出版しました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- インクの量によって、色の濃さにむらがある
- 押し損ねたような欠けがある
- 同じ図柄が繰り返し押されている
これらのいくつかが揃っていると、ラバースタンプ風の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「ラバースタンプ風」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Stephen Fowler: Printmaking With Rubber Stamps(新しいタブで開きます)Jackson's Art / Stephen Fowler
- rubber stamps (Art & Architecture Thesaurus)(新しいタブで開きます)Getty Research Institute
- rubber stamp art (Art & Architecture Thesaurus)(新しいタブで開きます)Getty Research Institute
- Rubber Stamping(新しいタブで開きます)The Andy Warhol Museum
- Mail Art(新しいタブで開きます)MAMCO Genève
名称・説明・主な視覚的特徴と「ラバースタンプ風とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



