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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ロココ

Rococo

貝殻や葉を思わせる非対称な曲線を、細かな装飾として広げるデザインスタイル。

ロココのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ロココの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F4EBDD)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#44362F文字・構造9.79:1本文の文字にも使える
#D9B6BD主色1.56:1文字には向かない
#B69A57補助色2.29:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ロココのプロンプト例

ロココの雰囲気にしてください。S字やC字を組み合わせた非対称の曲線、貝殻やアカンサスの葉のモチーフ、輪郭に沿って重なる繊細な装飾を取り入れてください。

ロココの主な視覚的特徴

  1. S字やC字を組み合わせた非対称の曲線

    S字やC字に似た曲線を組み合わせ、図案の左右を一致させません。貝殻の形が、こうしたC字やS字の曲線の基礎になりました。

  2. 貝殻やアカンサスの葉のモチーフ

    岩や割れた貝殻といった自然のモチーフや、魚などの海の装飾に、強く様式化したアカンサスの葉を添えます。様式名のもとになった「ロカイユ」も、岩や割れた貝殻を指す言葉です。

  3. 輪郭に沿って重なる繊細な装飾

    家具の枠に、貝殻や花、植物の形を細かく彫り重ねます。メソニエの長椅子のように、壁の彫刻も家具の曲線に合わせ、室内全体をまとめました。

ロココが向いている成果物

  • 貝殻や葉の繊細な曲線を非対称の枠に展開し、名称や短い案内を軽やかで華やかな装飾面にまとめられる。

ロココとは

ロココは、1720〜30年代のフランスで初めて現れた装飾様式です。建築家ではなく職人やデザイナーが生み出したため、主に家具や銀器、陶磁器に見られます。名前は、岩や割れた貝殻を意味するフランス語「ロカイユ」に由来します。

装飾性と演劇性が非常に強く、「規則のない様式」ともいわれ、バロックの最後の表現と説明されることも多い様式です。岩や貝殻といった自然のモチーフ、魚などの海の装飾、強く様式化したアカンサスの葉が好まれ、S字やC字に似た曲線を、左右が一致しない非対称の形に組み合わせました。古典様式の秩序と比べて、表面的で非論理的とも見なされました。

フランスでは、トリノ生まれで金細工師として修業したメソニエが、1726年にルイ15世のデザイナーに任命されました。メソニエは1735年、ポーランドの伯爵の部屋で、天井画から壁の羽目板、家具までをすべて手がけ、貝殻の形を曲線的な家具の基礎にしました。ロココは、天井や壁の装飾と家具が調和する、まとまった室内を求めました。

イギリスでは1740〜1770年に栄えました。1730年代に銀器と装飾版画に現れ、ポール・ド・ラメリーらフランスからのユグノー亡命者を含む移民の職人が広めました。1742年からはロックとコープランドがイギリス独自の渦巻き装飾の版画を出し、1754年にはチッペンデールの家具図案集『ジェントルマン・アンド・キャビネットメーカーズ・ディレクター』がまとめて刊行されました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • S字やC字の曲線が、左右非対称に組まれている
  • 貝殻やアカンサスの葉の形が使われている
  • 細かな飾りが、家具や枠の輪郭に沿って重なっている

これらが揃っていると、ロココの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ロココ」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ロココとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)