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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

レイヴ・フライヤー

Rave Flyer

クラブやレイヴの告知で使われた幻想的なグラフィック表現です。ここではジュニア・トムリンの、SF的な図像と強い色を使うフライヤーを代表にします。

レイヴ・フライヤーのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

レイヴ・フライヤーの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#182348)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#F0E8CD文字と構造12.47:1本文の文字にも使える
#6656C8主色2.71:1文字には向かない
#EB9638強調色6.52:1本文の文字にも使える
#45ADC0強調色5.82:1本文の文字にも使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

レイヴ・フライヤーのプロンプト例

レイヴ・フライヤーでデザインしてください。現実とSFを混ぜた幻想的な図像、エアブラシのような滑らかな陰影、強い色を組み合わせた鮮やかな画面を取り入れてください。

レイヴ・フライヤーの主な視覚的特徴

  1. 現実とSFを混ぜた幻想的な図像

    見慣れた風景や人物に、SFや空想の要素を組み合わせ、未来の世界のような場面を描きます。ロンドン博物館の職員も、所蔵する1992年のフライヤーをSFに近いデザインと評しています。

  2. エアブラシのような滑らかな陰影

    色の境目をぼかした滑らかな階調で、立体感や光沢を表します。トムリンの作品には、エアブラシで描いたものからベクター画像まであります。

  3. 強い色を組み合わせた鮮やかな画面

    鮮やかな強い色を組み合わせ、催しの華やかさを伝える画面にします。トムリンは、強い色使いを自作の重要な要素と述べています。

レイヴ・フライヤーが向いている成果物

レイヴ・フライヤーとは

レイヴ・フライヤーは、レイヴやクラブの催しを知らせるために配られたチラシと、その絵柄の表現です。1980年代後半から広がったレイヴ文化は、ロンドンの多くの人々の暮らしに深い跡を残しました。アシッド・ハウスの登場とともに、フライヤーとそのデザインも爆発的に増えました。

初期のフライヤーは簡素で、手描きや切り貼りによるものも多く、先行するパンクのチラシと同じく、自分たちで作る考え方に支えられていました。紙面には、DJの名前のほか、ポケットベルの番号や集合場所、聞くべき海賊ラジオ局など、催しに行くための情報が載りました。その後、コンピューターや安い印刷、デジタルアートが広まると、より細密な絵が描かれるようになりました。

代表的な作り手の一人がジュニア・トムリンです。ロンドン西部で育ち、1981年からゴールドスミス・カレッジでグラフィックデザインを学んだトムリンは、1990年代に多くのレイヴのフライヤーを手がけ、「レイヴのサルバドール・ダリ」と呼ばれました。本人は、空想と未来を結びつける発想にシュルレアリスムの影響が重なったと語っています。

フライヤーは博物館にも収められています。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館には、1989年ごろにイングランドのノーフォークの休暇施設で開かれた週末のレイヴを告知する、カラーのオフセット印刷のフライヤーがあり、ロンドン博物館にもクラブのフライヤーが何箱も残されています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 現実の風景とSF的な図像が混ざっている
  • エアブラシのような滑らかな陰影がある
  • 強い色が組み合わされている

これらのいくつかが揃っていると、レイヴ・フライヤーの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「レイヴ・フライヤー」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「レイヴ・フライヤーとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)