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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ピュリスム

Purism

瓶や楽器などの形を単純な幾何学へ整理し、落ち着いた秩序にまとめる絵画表現。

ピュリスムのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ピュリスムの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#E8E0CE)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#353B3B文字・線8.68:1本文の文字にも使える
#A48769主色2.55:1文字には向かない
#637D8B補助色3.30:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ピュリスムのプロンプト例

ピュリスム風に、瓶やグラスなどを単純な基本形へ整理する描写、物の輪郭を明快に示す表現、日用品を秩序立てて組み合わせる静物構成を取り入れてください。

ピュリスムの主な視覚的特徴

  1. 瓶やグラスなどを単純な基本形へ整理する描写

    瓶やグラス、ギターなどの身近な物を、細部を省いた力強い基本形として描きます。オザンファンの瓶には、ギリシアの円柱を思わせる縦溝が描かれています。

  2. 物の輪郭を明快に示す表現

    物の形を断片に分けず、輪郭のまとまった形として示します。物を細かく分解するキュビスムを、オザンファンとジャンヌレが批判したことに通じる表現です。

  3. 日用品を秩序立てて組み合わせる静物構成

    ギターやグラス、瓶などの日用品を、整然と並べて静物画にまとめます。ル・コルビュジエのピュリスム期の静物には、こうした整った物が描かれました。

ピュリスムが向いている成果物

ピュリスムとは

ピュリスムは、1918年ごろに生まれた絵画の運動です。画家アメデ・オザンファンと、のちに近代建築家ル・コルビュジエとして知られるシャルル=エドゥアール・ジャンヌレが始めました。二人は1917年に出会い、1918年の著書『キュビスム以後』でその考えを示しました。出版に合わせて、パリのトマ画廊で最初のピュリスム展も開かれました。

二人は、キュビスムが物を断片に分けてしまうことと、彼らの見方では当時のキュビスムが装飾的になっていたことを批判しました。代わりに、物を細部を省いた力強い基本形として描く絵画を提案しました。技術と機械を受け入れたこともピュリスムの大切な要素で、機械や工業の題材に、時代を超えた古典的な性質を与えようとしました。オザンファンの静物画の瓶には、ギリシアの円柱のような縦溝が描かれています。

ル・コルビュジエの最初の絵《暖炉》(1918年)は、オザンファンと二人で絵に用いることになる「タイプ・オブジェ(典型的な物)」と単純な幾何学形の研究の出発点となりました。二人は1920年から1925年まで雑誌『エスプリ・ヌーヴォー』を発行し、フェルナン・レジェもピュリスムに関わる重要な画家となりました。

ピュリスムは、1925年のパリ現代装飾美術・産業美術国際博覧会に建てられた、ル・コルビュジエのエスプリ・ヌーヴォー館で頂点に達しました。この後、二人の協力関係は終わりました。ル・コルビュジエがパリの富裕層のために設計したシュタイン=ド・モンジー邸やサヴォア邸は、しばしばピュリスムの絵画と響き合うように設計されています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 瓶やグラスが、細部を省いた基本形に整理されている
  • 物の輪郭がはっきりと示されている
  • 日用品が秩序立てて組み合わされている

これらが揃っていると、ピュリスムの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ピュリスム」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ピュリスムとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)